瑞浪高校演劇部ホームページ

 

こんにちは、瑞浪高校演劇部です。

 

2007年文化部発表会はこちら

 

 

我々の存在を、地区の中学生に認知してもらうためと、これまでの活動を他校の演劇部に見てもらうために、このページを立ち上げました。年間三回の公演の際に更新予定ですので、あまり代わり映えのしない内容になりますが、時々覗いてやってください。

さて、県大会の常連で、6年前には中部大会に勝ち上がり、中日賞を得た本校演劇部ですが、こうした目覚ましい成果を挙げた生徒が卒業した後、指導者がいないこともあって低迷の時期に入りました。昨年度まで細々と活動を継続させて頑張っていた部員2名が卒業、部員ゼロとなり、生徒減少の折、廃部の対象になりました。しかし、この春に何とか部員募集だけはさせてくれという顧問の願いが聞き入れられ、奇跡的に希望者2名が入って、部活動が再開しました。以下、今年度のこれまでの活動を振り返ります。併せて、使用脚本もクリックしていただければ閲覧できます。

 

夏の大会

(平成18年7月25日)

 

前川泰信作「マトリョーシカ」上演

脚本はこちら

 

 

部員2名に、吹奏楽部1名を加えての3人芝居です。メンバーがそろってわずか2ヶ月足らずでの上演でした。照明・音響は共に初体験となる2人の顧問が担当。

演劇部を舞台としたコメディです。廃部が決定的だった昨年度の終わり、顧問が「もし部員が入ったら、こんなのやりたい」と切ない思いで書いていた脚本の一本ですが、意外な事にこの3名のキャラに合い、予定以上の笑いがとれました。楽屋講評でもいろいろと褒めてもらいましたし、感想用のB紙にもびっしり書いてもらって、「これからも頑張ってやるぞ!」と気合いが入りました。

上演の際には、大きめのマトリョーシカ人形を手に入れるか、作るかする必要がありますが、他に難しい条件はありません。本番は35分で終わってしまったので、上演後伸ばした改訂版をここには掲載してあります。

 

夏休み

 

県大会を部員2名と顧問が観に行きました。一日しか行けませんでしたが、岐阜農林高校・池田高校には「これが高校演劇か!」という新鮮な感動と驚きを得てきました。

こどものためのシェイクスピアシアター「リチャード3世」が可児市で上演されたので、部員2名がプロの芝居に触れてきました。難しい歴史の話なのにはっきりと内容が分かり、笑いもとっていて、何より演出の多彩さ、基礎訓練のしっかりした動きと発声に、大いに刺激を受けました。この二人の夏休みの感想文は、もちろん「リチャード3世を読んで」。

さらに、夏の大会に出た吹奏楽部1名は、瑞浪市の市民劇「みんな誰かに恋してる」に主役として出演、プロの指導を受けて、飛躍的に実力を伸ばしました。

 

秋の合同公演

(平成18年11月3日(金))

 

足立智美原案 

瑞浪高校演劇部作「UFO!」上演 

脚本はこちら

 

 夏の大会の楽屋講評で「自分達で書いちゃえ」と唆され、その気になった一名が「書く」と宣言。しかし、忙しさの中で原案を提出するに留まりました。そこにみんなで夏の経験から「これがやりたい」ということを手当たり次第ぶちこみ、顧問がセリフを構成して、一本の芝居に仕上げたものです。

余裕綽々だったはずなのに、もたもたしているうち、あっという間に上演が迫り、必死の思いで当日を迎えました。今回は前回の3名に加え、美術部2名の助けを得、一名は抜群の画力でタラコキューピーの衝立を描き上げた上、照明を見事にこなし、1名はキャストとして味のある演技で2役をこなしてくれました。

60分ぎっちりの芝居が完成し、観客からは前回を上回る反応をいただきました。

特に、自身の吹奏楽部への思いを脚本に込め、市民劇で経験も積んだ足立は、全上演者の中で1名しか選ばれなかった個人賞を受賞(吹奏楽部なのに!)、部も8校中2校が選ばれた優秀賞を得ました。大きな自信を得たと同時に、課題も意識出来た公演でした。

脚本は、上演したそのままです。4人芝居になっています。演劇部に飛び込んできた吹奏楽部員を軸に、それぞれのやりたいことを見つめていく話です。吹奏楽部員足立がユーフォニウム奏者であることを利用した話なので、特殊なキャストが必要です。他の楽器奏者が都合できる場合でも、上演のためにはかなりの改変が必要となります。

 

合同公演後は、最前列で終始笑ってくださった、坂下高校の野村先生からお手紙をいただいて一同感激。

さらに、新入部員が1名加わって、廃部のことが嘘だったような充実ぶりを示しています。

春の瑞浪高校文化部発表会では、既成脚本に挑戦すべく、検討中。

年間の部費1万円という状況では賄えなくなってきましたので、特活部に補正予算を申請し、さらに1万円をゲット、脚本使用料も計上しました。東濃地区の中学生で興味のある人は、3月21日(水)春分の日に、瑞浪市文化センターまで足を運んでください。

 

追加 

 

前川泰信作 「ニッポニア・ニッポン」

脚本はこちら

 

昨年度の夏の大会。卒業した生徒が最も手応えを感じながら上演できた最後の作品です。一人芝居を二人用に改めたもの。中のネタをどのくらいやるかで、30〜45分と幅ができます。手品のネタを仕込んだり、等身大の人形を作ったり、とにかく小道具をたくさん作って、自由に楽しんでください。二人だけど、客を寝させないことを目的に、当時の部の状況をほとんどドキュメントのようにして作った脚本です。

 

前川泰信作 「いらっしゃいませ!」

脚本はこちら

 

今年の夏の大会にと書いたものですが、「マトリョーシカ」を生徒が選んだため、ボツとなりました。3人芝居ですが、黒子は無理矢理入れたものなので、そこを省いて無対象で演じれば、2人芝居にもなります。

 

前川泰信作 「オオオニバス」 

脚本はこちら

 

昨年の合同公演用に、もし出られたらという気持ちで作った、かなり苦し紛れの脚本です。一人でも何とかなるし、出演者が多ければ多いほど一人の負担は少なくなります。役割によっては、文章を読めば大丈夫というものもあります。国際状況を小さい話にしていっぱい並べたオムニバス形式の脚本です。

 

特殊な脚本ばかりですが、キャラに合えば少人数でも観客の反応が引き出せるものになっています。上演御希望の部は、以下の住所までご連絡を。許可書の様式や使用料は高校演劇協会の規定に準じます。

 

〒509−6101

岐阜県瑞浪市土岐町7946 岐阜県立瑞浪高等学校内 演劇部顧問 宛 

電話番号 0572(68)4161