Q & A  〜 よくある質問 〜 

はじめに 〜 卒業生からのメッセージ 〜

「 通信制で学んで思ったこと 」

 「レポートを年間数十枚提出する」、「スクーリングは月に数回」ということを耳にしただけでは、「何て楽なのだろう」と思うでしょう。実際、私もそう思っていました。
 が、現実はそんなに甘くなく、レポートを期限内に出すのはとても大変でした。「後からやればいい」とか、「どうにかなるだろう」なんてことは全然ありません。レポートを出さなければテストは受けられない、授業に出席しなければ単位は修得できない、自分で努力をしなければどうにもならないのです。
 決して楽ではありません。特に、私は仕事をしているので、両立が難しく、本当に大変でした。けれど、月に何回かですが、クラスの友達に会ったり、先生方と話をしたり、仕事ばかりの毎日にはその時間が新鮮でした。
 今、卒業を迎えて、自分で苦労した分、得たものは大きいと思っています。今度入学を希望していらっしゃる方々、通信制で学ぶのはとても大変ですが、充実した3年間を過ごし、一回り成長した自分となって卒業を迎えることができるよう、頑張ってください。

よくある質問

Q.1 通信制では、どのような勉強をするのですか? A.  全日制の普通科の教育内容と変わりません。  ただ、通信制では、自学自習を原則としています。具体的には、次の3つの柱を中心に学習を進めています。
1、レポート 
 B4表裏の学習プリントで、添削指導を受けながら学習を進めます。1年生では、年間約80通のレポートを提出することになります。
2、スクーリング 
 月に2〜3回、年間30日程度、日曜日に登校して朝8時50分から午後3時50分までスクーリング(いわゆる授業)を受けます。行事や部活動もこの日に行われます。
3、テスト 
 年に2回テストがあります。レポートを決められたとおり提出し、合格していないと受験資格が得られません。もちろん、テストに合格しないとその科目の単位の修得は認められません。
Q.2 日曜日のスクーリングに出席できないときは、どうすればよいのですか? A.  日曜日に出席できなかった人のために、火曜日にもスクーリングを行っています。日曜スクーリングと同じ授業が行われます。そちらに出席してください。ただし、ホームルーム活動や学校行事などの特別活動は行われませんから、火曜日だけの出席では卒業することはできません。
Q.3 学校行事や部活動には、どのようなものがありますか? A.  全日制と同じような行事があります。ふれあい研修、ふれあいスポーツ大会、修学旅行、文化祭などです。
 部活動には、軟式野球、卓球、バドミントン、バスケットボール、剣道、フットサル、美術、茶道があります。
近年の活動状況としては、卓球部、剣道部、バスケットボール部が全国大会に出場し、剣道部が女子個人戦で優勝するなど優れた成績を収めています。各部とも、スクーリングのある日曜日の放課後に1〜2時間程度、部活動を行っています。
Q.4 何年で卒業できますか? A.  最短で3年間で卒業できます。単位制ですので、4年、5年かかって卒業する人もいます。
卒業の条件は、
1、卒業に必要な教科・科目を、必要な単位数分修得していること
2、特別活動に必要時間数以上出席していること
3、修得単位数合計が74単位を超えること
です。
Q.5 中学校を卒業してからずいぶん経っていますが、私でも勉強についていけるでしょうか? A.  中学校の復習から始めていきますから、意欲さえあればだれでもついていけます。たとえば、英語ではアルファベットから始めていきます。やる気を持って続けることが一番大切です。 また、電話や電子メールでの質問はいつでも受け付けていますから、わからないところはどんどん質問してください。もちろん、スクーリング日以外に登校して直接先生に指導を受けることもできます。
Q.6 生徒数はどのくらいですか?  A. 近年は、約500名前後の生徒が在籍しています。
Q.7 どんな人たちが学んでいますか?    A.  年齢は、中学を卒業したばかりの15歳の人から、60代の年配の方まで、幅広い年齢層です。最近は若い人が増えてきており、今年度の新入学生の平均年齢は18.5歳でした。
 男女の比率はほぼ4対6です。
 経歴は実にさまざまですが、ここ数年、高校を中退した人の編入や、中学校時代にいじめや不登校を経験した人、全日制や定時制の学校生活になじめなかったり、疑問を抱いた人たちの入学が多くなっています。
 一方で、青春時代に家庭の経済的な理由や病気などで、高校進学を断念しなければならなかった年配の方たちもたくさんみえますので、いろいろなお話ができて安心して学べます。
 職業も実にさまざまです。若い生徒さんの中には、無職の方も多いのですが、パートやアルバイトをしている人も多くいます。他にも、家庭の主婦から、会社員、建設・土木作業員、製造業、販売員、看護師など様々です。
 いろいろな年齢、経歴、職業の持ち主と知り合いになれるのも、通信制ならではです。
Q.8 費用はいくらぐらいかかりますか? A.  新入学生の場合、入学料500円、受講料・学習費が約1万円、その他諸費を入れて、合計2万3千円程度で、入学時に一括納入します。また、体育館シューズ・上履きなどは指定のものを購入していただきますが、こちらは6千円程度です。次のQ9にある教科書等の教材費とあわせると、年度のはじめにかかる費用は4万7千円程度となります。
 授業料のように毎月学校に納入するお金はありません。
Q.9 教科書代はいくらですか? A.  教科書と、参考書にあたる学習書、他に科目によっては補助教材を購入していただきます。受講している科目により違いますが、だいたい全部で1万6千円程度です。教科書・学習書の代金については、90日以上の就業実績等の人が申請すれば、補助される制度があります。
Q.10 生徒はどこから通学していますか? A.  岐阜・西濃地区の人が70%ほどを占めていますが、美濃地区や可茂地区、遠くは郡上、恵那、多治見など他地区の人も通学しています。
Q.11 制服や校則はありますか? A.  制服はありませんが、学習の場にふさわしい端正な服装を心掛けてください。基本的な生活習慣、マナー、遅刻の厳禁、授業中の私語や迷惑行為、敷地内での禁煙など、高校生として、また社会人として守らなければならないルールはきちんと守ってもらいます。
Q.12 卒業後、進学を考えていますが、進学状況はどうですか? A.  近年、四年制大学や短期大学、専門学校などに進学する生徒が増加しており、50名程度の生徒が進学しています。
 本校で熱心に学び、推薦入試や、AO入試を利用して進学する生徒が多いです。
詳細は、「卒業生進路状況」(pdfファイル)をごらんください。

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