学習成果発表会
県内最大規模の学校の特色を最大限に生かし、各学科の生徒が3年間の課題研究等
の学習成果を発表することにより、お互いの夢や夢に向かって学ぶ姿を知り、互い
に尊敬し合い、高め合う場とする。また、広く、生徒の普段の学習成果を全校生徒
に発表する場とする。
普通科
<制服の歴史>
私たちは、授業の一環として制服の歴史について調べて新聞にまとめました。今回は、世界最古の制服、宗教が制服に関係している国、日本への導入、男子制服と女子制服、最近の制服の動向、の5つについて発表しました。
農業科
<園芸科学科>温故知新 高品質な飛騨トマトを!
〜連続摘心栽培による裂果軽減への挑戦〜
今年度の研究による成果として、昨年度同様、裂果の発生を抑えてA品
率を高めることができました。また、連続摘心栽培に合わせた施肥を行
うことで、収量を向上させることができました。さらに、支柱キャッチ
を用いることで、誘引にかかる作業時間を短縮することができました。
<生物生産科>エゴマを利用した商品開発
日本では耕作放棄地が増えつつある。この背景には農業者の高齢化、
若者の農業離れなどいくつかの要因がある。飛騨地区でもこの課題を解
決しようと耕作放棄地を利用して飛騨地域の特産物であるエゴマ栽培が
始まっている。しかし、まだ認知度は低いため、エゴマを広く知っても
らうことで消費を拡大し、生産量をあげ、耕
作放棄地を少しでも減らそうと考え、エゴマ
の種と葉を利用した加工品、特に菓子類の製
造に取り組んだ。
<環境科学科>本校実習林基盤整備
実習林内遊歩道は、整備から10年余りが経過しており、劣化が進んで危険な状態である。そこで、安心して実習林を利用してもらうために階段の整備に取り掛かることにした。
<環境科学科>環境性を重視した森づくり〜針広混交林をめざして〜
本校演習林のヒノキ一斉林(約100年生)は平成11年に一部が皆伐さ
れ、その後天然更新が進む中、ホオノキ、サクラなどは植林された。更
新後、約20年間が経ち、若い林木がしのぎをけずりあう段階に達してき
た。そのため、雪害によって枯損した木が見られ、積極的な施業が必要
となりつつある。そこでスイスフォレスターのロルフ・シュトリッカ―
さんを招いて、森林の施業方法についてアドバイスを頂いた。目標林型
を「環境性を高める恒続林」とし、100年生時からの利用を目指す取り
組みを始めた。
商業科
<情報処理科>クラウドファンディングに挑戦!
7年前に「ももこつ」という駄菓子商品が商業科で開発されました。
しかし、売り上げが少ないという現状を聞かされ、この状況を打破する
ために、新しいパッケージを提案しましたが、印刷する資金が無いとい
う課題が出ました。資金を調達するためにクラウドファンディングに挑
戦した経緯と新パッケージの提案について発表しました。
<ビジネス科>新商品の開発及びブランド化
私たちは総合選択における商品開発の授業で新商品の開発に携わりま
した。先輩方の思いを受け継ぎ、新しい商品を開発しブランド化したい
という思いで取り組んでいます。ただ商品を開発するだけではなく、商
品を通して伝えるべきことを明確にするストーリー性や、地域活性化を
前提として、商品開発に携わる全ての方々が満足いくアイデアを提供す
ることなどを目標としています。今回は飛騨産ほうれん草を使用し、地
域と連携しながらブランド化を進めていますが、1年間授業で行ってき
た取り組みと、成果・課題を報告しました。