学校長あいさつ
浅見 和人
本校のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。
本校は,岐阜県美濃地方の北部に位置する郡上市八幡町の山と川に囲まれた山紫水明の地にある学校で,近くには清流長良川が流れ,さらにその北部には霊峰白山がそびえるという豊かな自然環境に包まれています。本校は大正7年に開校された八幡町立八幡実科高等女学校と大正10年に設立された郡上郡立農林学校が昭和23年に統合配置され岐阜県立郡上高等学校としてスタートしました。平成30年には創立100周年目の節目を迎えました。今年度は創立106年目を迎え,伝統校としての歩みを着実に進めています。
本校の校訓は「凌霜」で、これは郡上藩青山家の家紋「葉菊紋」に由来しており、霜を凌いで花を咲かせる「葉菊」のような強固な意志を意味しており、幕末に旧幕府軍として会津戦争に参加し戦った「凌霜隊」の隊名にも使用されました。
地域の人口減少が進む中,地域から求められる人材を育成する学校として,本校は地域課題探究の教育プログラムを地域組織と協働して立ち上げ,総合的な探究の時間を活用し3年間を見通した活動を行っています。令和5年度には全国の高校生が観光プランで競う「観光甲子園」のSDGs修学旅行部門で「へっあ、まめなかな」チームが郡上おどりの継承をテーマにねりあげたプランがグランプリに輝きました。郡上高校がこれまで実施してきた地域活性化を考える探究学習を,今後さらに発展的な探究活動につなげ,生徒が地域にある資源に新しい価値を見いだし,新しい発想で,地域人材とともに地域の活性化に協力するプロジェクトの企画・実践に取り組んでおります。
現在,クラス構成は普通科は1年生3クラス,2年生・3年生は学年4クラス,総合農業学科群は1年生2クラス、2年生・3年生はそれぞれ園芸科学科,食品科学科,森林環境学科の3クラスで学校全体では合計19クラスとなっています。教育課程は,生徒一人ひとりの個性に応じた多様な進路希望に対応できるカリキュラムを編成し,国公立大学への進学希望者から就職希望者まで,それぞれにきめ細かな指導を行い,生徒一人ひとりの進路実現に力を入れています。
地域および保護者の皆様の御期待に応えるべく,本校生徒は互いに切磋琢磨し,勉学や部活動に,日々励んでいます。ホームページを御覧いただき,本校への理解をより一層深めていただければ幸いです。