〇入学方法について
Q.入学者選抜はありますか?
A.全日制と同じ日に実施しています。選抜に当たっての重点、試験日程、試験内容等について記載された入試要項がホームページ上の「中学生の皆さまへ」に掲載されますので、そちらをご確認ください。
Q.出願願書はどこでもらえますか?
A.中学生の場合は、担任の先生を通じてもらってください。また、県内の中学校を卒業した場合は、出身中学校に行けばもらうことができます。ただし、出願書類を揃えるのにはある程度時間がかかりますので、出願する場合は早めに申し出た方がよいでしょう。県外の中学校を卒業した場合も、必ず出身中学校を通じて本校に申し込んでください。
Q.中学校の生活状況は、入学の時に影響しますか?
A.特に影響はありません。例えば中学校で不登校だった生徒も、その中の多くは現在、元気に通学しています。中学校とは違って、学校にいる時間が短いため、学校を続けやすいと思います。
Q.学校を離れて何年にもなりますが、それでもやっていけますか?
A.学力に関しては、やる気さえあればそれほど問題はありません。本校には実に多様な生徒が集まっています。同年齢でないのが、かえって良いということもあります。また、商業に関する検定で合格することにより、就職に有利な資格を取得することもできます。
Q.今、通っている学校から定時制高校に変われますか?
A.本校定時制は単位制ですので、3月末までしっかりと通い、必要な単位が取れていれば、相当する学年に転入できる場合があります。ただし、本校はビジネス科ですので、商業科目の特定の単位が修得されていないと転入の条件を満たしませんので、お問い合わせください。
〇学校生活について
Q.費用はどれくらいかかるのですか?
A.本校では、入学時に教科書や体育館シューズなどの学用品購入費として、約20,000~30,000円(実費)が必要です。月々に授業料・補助教材費や給食費等として、約10,000円必要です。
本校定時制課程においては、アルバイトで年間90日以上の就労実績がある生徒は「教科書費・夜食費補助制度」が受けられます。これは、就労しながら通学する定時制・通信制高校に通学する生徒に対し、経済的負担を軽減することが目的となっており、多くの生徒が申請をしています。
Q.校則の厳しさはどうですか?
A.本校は商業高校ですので、礼儀やビジネスマナーを身につけることが目標の一つになっています。当然欠席・遅刻も厳しくチェックされます。しかし全日制と比べて1クラス当たりの人数が少ないため、先生が生徒一人一人の心配りが十分できるのが特徴です。初めは厳しく感じるかもしれませんが、すぐに慣れると思います。
Q.定時制の校風はどんな様子ですか?
A.1クラスに10名程度の少人数教室で授業が行われます。約60名の生徒が毎日、食堂で給食を食べて、授業や学校行事を1日4時間活動しています。放課後には、部活動をやっている生徒もいます。働いている生徒もいない生徒も、3年ないしは4年で卒業することを目標に、一生懸命頑張っています。
学校行事も、年1回の校外研修や球技大会、ボウリング大会と豊富にあり、それぞれの生徒が充実した学校生活を送っています。
Q.部活動はありますか?
A.本校では現在、バスケットボール部、バドミントン部、商業部が活動しています。活動時間は21:05~21:40と限られていますが、健康のため、仲間づくりのため、そして大会のために積極的に参加している生徒もいます。
なお、定時制や通信制の高校に通う生徒のための「定時制通信制総合体育大会」というものがあり(春・秋)、県大会を勝ち上がると東海大会、全国大会へ出場することができます。
〇就労について
Q.定時制に入学する前に、働いていないといけませんか?
A.働いていなくても入学することができます。もし、入学前に働くことを希望する場合は中学校の先生やハローワークなどに相談してください。
Q.入学後は、働いたほうがいいのですか?
A.必ずしも働かなくてもいいですが、働くことによっていろいろな面で有利になりますので、前向きに検討してみてください。入学後に働く場合は、いつから始めてもよいのですが、まずはアルバイトから始めてもよいと思います。定時制に通学するのに理解のある職場を見つけることも大切です。
ただし、本校を3年で卒業しようと考えている場合は(自校3修制)必ず一定期間働き、単位として認定(実務代替)される必要があります。
また、年間一定日数(90日)以上就労することによって、教科書代、給食費の一部補助が受けられるという制度があります。この「教科書給与・夜食費補助制度」は定時制、通信制高校に通学する生徒を対象としており、教科書を無償で提供し、夜間定時制高校の給食費を一部補助するものです。
このように就労は昼間の時間を有効に活用することは多くのメリットがありますので、ご家庭で相談の上、ぜひ前向きに検討してください。
〇卒業について
Q.定時制を卒業した場合の卒業資格はどうなりますか?
A.全日制と同じ「高等学校卒業」の資格が与えられます。卒業証書には全日制と定時制の区別が記載されることはありません。
Q.定時制では普通4年間で卒業ですが、3年間で卒業する方法もありますか?
A.本校では4年間で74単位(1単位とは1週間に1時間学習するということ)修得すれば卒業資格が得られます。しかしこの74単位を3年間で修得することで3年間で卒業することができます。これを3修制と言っています。3修制を希望する生徒は、次の方法で単位を余分に取得する必要があります。
・0時間目の授業(16:20-17:05)を履修して、所定の単位を修得します。
・一定期間以上働くことで、それを教科の単位として読み替えます(実務代替)
・簿記・ワープロ・情報処理等の検定に合格し、所定の単位修得をします(技能審査の成果の単位認定)。
・高校卒業程度認定試験で、その科目に合格することで単位修得します。
(ただし、一定の条件を備えた場合のみになります。)
このように3修制は困難を伴いますが、やる気さえあれば十分に可能です。自分の能力や生活時間をよく考えて、無理をすることなく4年間かけてじっくり学び、多くの友人を作るのも良いと思います。なお、3修制を希望する場合は入学後すぐにオリエンテーションがありますので、そこで詳細を確認して判断することができます。
〇学校見学について
Q.学校の様子が詳しく知りたいので、見学に行っても良いですか?
A.土、日を除く16時以降ならば見学が可能です(ただし授業は16時20分以降になります)。保護者の方とともに来られるとさらによいかと思います。10月から1月末まで実施しておりますので、見学の際には、事前に一度、学校に連絡をお願いします。見学当日はまず、北舎2階西端の定時制職員室にお越しください。
電話:058-231-6159(定時制職員室に直通です)
なお、例年8月上旬に学校見学会を実施しています。詳細が決定しだい、ホームページ「中学生の皆さまへ」でご案内しますので、希望される場合は、中学校を通じて申し込みを行ってください。