本校卒業生の進路状況についてご紹介します。
進路実現へ(就職・進学)
※就職でも進学でも活動するためには、「卒業見込み」が必要です。それぞれの時点で欠点や欠席欠課数の超過がある場合は「卒業見込み」にはならず、手続きができなくなります。卒業年次の人は、4月当初から十分注意してください。
〈就職先を決めるまで〉
①就職希望の確定
昨年度の求人票(高校新卒者用求人票は職員室のパソコンからしか閲覧できません)などを使って、自分のやりたい仕事や行きたい会社をさがします。
*一度内定を得たら、断ることができないのでよく考えて決めること。(何社も受けることができる大学生の就活とは違います。)
②進路相談(先生・家族等)
教育相談、三者懇談会などで担任の先生と相談します。進路指導係でも随時相談を受け付けています。
③7月1日から、求人票がハローワークの新卒者用ホームページで公開されます。このページは学校のパソコンからしか閲覧できません。休み時間等に職員室まで来て利用してください。
④夏休み前の「三者懇談会」で志望する会社を1社決定します。事前に保護者との相談は済ませておいてください。
⑤進路指導係を通して、志望する会社の見学を依頼します。日時については、会社の都合を優先します。会社見学は制服に準じる簡素な服装で行きます。(カッターシャツに黒のスラックス等)
ここで一度面接指導を学校で行います。見学の時点から就職試験が始まっています。必ず練習をした上で見学に行ってください。
⑥会社見学の実施後、受験を最終決定します。
⑦夏休み中に、履歴書、応募書類の作成を始め、同時に、面接練習、受験勉強も進めます。
⑧9月初旬に、学校から応募書類を発送します。
(送料は個人負担となるため、簡易書留郵便料金を個別に徴収します)
⑨9月中旬から就職試験が開始されます。(平日の午前中が多い)
⑩採用試験の結果は7~14日後に学校に送付されます。
内定の場合…礼状、承諾書などを作成し、各自で発送します。
不採用の場合…再度求人票の研究から始めます。
※学校を通しての就職活動は、卒業式後3月末まで可能です。最後まで諦めずに取り組んでいきましょう。
〈進学先を決めるまで〉
※進学については卒業年次から始めるのではなく、2年・3年次から活動を始めることが大切です。
①進学希望を確定する。
四年制大学・短期大学・専門学校のどれか、自分のやりたい勉強は何か、取得したい資格は何か行きたい学校はどれかを決めていきます。
②できるだけ早い時期に進路相談(先生・家族等)を行い、志望校を決定します。
春休み、夏休み、冬休み等を利用し、オープンキャンパスに参加する。
③志望校の入試制度を調べ、受験に必要な勉強を始めます。
受験科目、出願に必要な評定基準など、しっかり調べた上で始めることが大切です。
※必要ならば始業前・長期休業中に特別補習授業・個別指導等を係で設定します。
④保護者と相談をして、経済的にも大丈夫かよく話し合う。
※学生支援機構の予約奨学金制度の募集が春にありますが、学資に不安のある人は、他の奨学金制度も含めて十分に検討してください。
⑤志望校の決定一校だけに絞るのではなく、同じ系統の学科をもつ学校を複数考えていくようにします。
⑥受験する年になったら入試要項(夏休み前後に発行)を入手し、出願に向けて準備をします。
学校からは「調査書」、推薦入試の場合は調査書の他に「推薦書」「志望理由書」などが必要になります。
《進学受験の種類》
大学・短大・専門学校を受験するのには、いろいろな方法があります。特に近年、受験方法が多様になったため、よく調べて自分の置かれている状況に合わせた入試方法を選べば、進学が可能になる場合が多くなりました。ここでは代表的な方法を説明します。
☆一般選抜(「卒業見込み」必要)
すべての学校で行われ、学科試験中心であるため、早い時期から受験勉強を始める必要があります。勉強の仕方によっては合格への道が拓ける。時期は1月~3月に行われ、併願もできます。学校からの調査書は必要ですが、当日の試験の成績で合否が決定されます。
【注】併願…他の学校を同時に受験することができ、合格したらどちらの学校に入学してもよい。
専願…合格したらその学校に必ず入学しなければならない。
☆学校推薦型選抜(「卒業見込み」「校内推薦」が必要)
ほとんどの学校で行われます。成績・出欠数等の条件をクリアーできれば推薦されます。ただし、受験しても必ず合格するとは限りません。志望理由書・面接試験・小論文が基本ですが、学科試験が課される場合もあります。(出願前に校内での推薦会議があります。)
☆指定校推薦入試(「卒業見込み」「校内推薦」が必要)
過去の実績等から、「県岐商業定時制の生徒〇人を推薦してください。」と学校から依頼がきます。(7月~9月頃) ほとんどが面接試験で行われ、よほどのことがない限り合格します。ただし、高校での成績、出席状況、健康状態等、大学等が示すいくつかの条件に合わなければ出願できません。(出願前に校内での推薦会議があります。)
☆総合型選抜(「卒業見込み」が必要)
以前は「AO入試」と呼ばれ、大学が求める学生像にふさわしいかが最も重視される入試です。私立大学ではほとんどの大学が実施、国公立大学でも導入するところがあります。意欲・積極性、アピールカが問われ、志望理由書・レポートなどの書類、面接、面談を中心に合否判定が行われます。
部活動で頑張った人、自分のやりたいことがはっきり定まっている人、自己表現が得意な人に向いています。本校からは受験しやすい入試制度ともいえます。私学の場合、夏休みのオープンキャンパスで受け付けを開始することが多く、早めの活動が必要です。校内での推薦会議は必要ありませんが、クラス担任・部活動顧問の推薦書、活動実績証明書等が必要となる場合がほとんどです。