|
1 期日 10月5日(木)・10月6日(金) 2 行先 京都方面 第1日目 トロッコ電車乗車・嵐山散策・人力車体験・鈴虫寺見学 第2日目 着物体験・二条城見学・清水寺見学 3 思い出 小学部の修学旅行は、京都です。岐阜を出て、あっという間に新幹線で京都駅に着きました。人混みの中を走るようにして、乗り換えの満員電車の山陽線に乗ることができました。そこで、外国人のある家族のやさしさに触れました。幼稚園年長くらいの女の子のいる家族が、押しつぶされそうになっている児童を見付けて、自分のお子さんを膝に乗せて、席を譲ってくれました。日本の古都で、外国人の親切に触れ、その温かさを感じました。 トロッコ電車は、さわやか風が吹き、「ゴットン、ゴットン」と田園風景をイメージさせ、懐かしさを感じさせてくれました。しかし、カーブに差し掛かるとエンジンブレーキがかかり、「キーン」と耳につく音や何回も繰り返されるトンネル内の「ゴォー」という地響きのような振動に悩まされました。それでも、階下に見える保津川下りの船頭さんや乗船客の皆さんに、トロッコ電車の窓から一生懸命に笑顔で手を振っていました。
嵐山では、さわやかな竹林を吹き抜ける心地よい風に癒され、京都の歴史や自然を肌で感じ、満喫できました。また、人力車体験では、毎日40km近く走る力強く、優しいお兄さんに乗せていただき、京都について説明を受けたり、渡月橋近くで写真を撮っていただいたりして、満面の笑顔でした。 鈴虫寺に運んでくれた優しいタクシーの運転手さんとは素敵な出会いで、一緒に鈴虫寺のお説法を聞いたり、運転手さん分のお菓子までいただいたりしました。また、3500匹の鈴虫に驚き、羽をこすり合わせて音色を奏でていることを教えてもらいながら、お庭を散策しました。最後に藁草履を履いたお地蔵さんにお参りし、大好きな家族へのお守りを握りしめて寺を後にしました。
2日目の着物の体験では、ピンクの花柄のかわいい着物を着て、大人っぽくアップした髪に花の髪飾りを付けてもらい、赤い和風のカバンを手にすると、気分はお姫様でした。二条城では、鶯張りの床に興味津々で、耳を澄まして長い廊下を歩き、遠侍の虎や豹の描かれた襖やきらびやかな天井に、徳川家の風格を感じました。また、大広間では書院造りの凄さや巨大な松と鋭い鷹に圧倒されていました。 清水寺につながる二年坂・三年坂は、慣れない着物に挑戦し、高低差のある階段を頑張って上っていました。世界遺産の清水の舞台の高さに圧倒され、音羽の滝では、学問・恋愛・延命から柄杓を一つ選び、お願い事をしました。また、片手では持てない重い棒で、本堂の中の磬子(けいす)をつくという貴重な体験ができました。美しい音が境内に響き渡り、その余韻に浸りました。
素敵な思い出を胸に帰途に着き、多くの先生と優しい家族に出迎えられた解散式では、印象に残った思い出を時間いっぱい語り、笑顔がこぼれていました。 |
(C)Copyright by GIFU PREFECTURAL SCHOOL FOR THE BLIND 2024 |