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令和2年度第1回学校評議員会


1 会議の名称

 学校評議員会 (第1回)

2 会議の構成

委員 池谷 尚剛 岐阜大学教育学部 教授
神 尚喜 視覚障害者生活情報センターぎふ 職員
野村満喜子 株式会社野村保険事務所 会長
平井 花画 岐阜県ユネスコ協会 会長
吉田みはる 岐阜盲学校卒業生
学校側 錦見 政哲 校長
夏川 裕子 PTA会長
奥富美保子 事務部長
山田 秀代 教頭
高見恵美子 小学部主事
立川麻里子 中学部主事
平松 均 高等部主事
  端場 政博 教務主任
(委員名は五十音順)

3 会議の目的

 学校運営等について、地域住民や視覚障がいに関係する機関等を代表する方々から広く意見を聞くことにより、地域社会からの支援と協力を得て、開かれた特色ある学校づくりを推進する。

4 会議の開催

 令和2年9月28日(月) 13:30~15:15  岐阜盲学校理療研究室
 評議委員4名(1名欠席)とPTA会長1名、職員7人が出席

5 会議の概要

  1. 校長挨拶(学校概要含む)・自己紹介・授業参観
  1. 臨床実習体験(第2臨床室)
     保健理療科3年の臨床実習の時間に、生徒によるあん摩マッサージの施術を25分間体験していただいた。
  1. 協議「実習負担金について」
  • 理療科主任より説明
     通常は50分間の施術だが、本日は時間の制限があるため、短い時間で体験していただいた。今後、外部の方に実習に協力してもらえるようになったら、是非、評議員の皆様にも患者として来ていただきたい。
  • 実習負担金について
     施術1回につき550円をいただいている。いただいた負担金は実習用の備品、消耗品費にあてている。中部地区の他県と比較しても平均的な額であり、適正と考えている。
     予算額の663,000円については、3年生が休まず、授業時数も欠けない状況を見込んで施術回数を算出した金額である。しかし、欠席や臨時休校等で施術できなかった分があり、収入見込みは565,950円となっている。支出見込みは552,654円であり、収支は妥当なところだと考える。
     4月当初から実習ができることを見込んでいたが、コロナウイルスの感染予防対策のためまだ実施できておらず、現在のところ、実習負担金の収入額は0円である。今後もしばらくは収入が見込めないため、どうしても必要な経費等については、設置者に依頼する予定である。 今年度、これまでのところ教員に対してのみ施術しており、外部の方に施術したのは本日が初めてである。今後、設置者とも相談しながら、臨床実習を進めていきたい。
【質問・意見】
意見1
 愛知県では施術費が800円であることを思うと、もう少し引き上げてもよいのではないか。やっていることは同じであり、実際に自分自身もマッサージに通っているが、1時間5,000円が相場である。そう考えると実習とはいえ、もう少し高くてもよいのではないか。
→理療科主任
 実習する上でどうしても必要なもの(消毒機器、電動ベッド、シーツのクリーニング代等)が、今のところ550円の実習負担金収入の中で賄えている。しかし、今後、生徒数の減少等で必要経費が賄えなくなった時には値上げを検討していきたい。
→教頭
 いただいたご意見については、今後、実習負担金を値上げせざるを得なくなった時の参考とさせていただきたい。現在の実習負担金について高すぎるというご意見がなかったので、今日は、この金額が適正であることを確認できたとさせていただく。

【本日の感想】
意見1
 旧校舎と比べるととてもきれいで明るい。生徒が適切にケアされて、指導が行き届いていることも分かった。マッサージまでしていただけてよかった。

意見2
 校舎内が整理整頓されていることに驚いた。先生たちの子どもたちへの接し方にも感心した。

意見3
 盲学校とは日頃からいろいろ関りをもたせていただいている。今年は、行事が中止になり児童生徒が地域の方とふれ合う機会が少ないことをとても残念に思う。今後も地域の方と触れ合う機会がもてるようにお願いしたい。

意見4
 先生方が、授業に丁寧に取り組まれていることをあらためて感じた。旧校舎の頃は、どうすれば一般の方に盲学校について理解してもらえるかを課題として考えてきた。この場所に新校舎を建てる際、学校を開放することで盲学校を一般の方にわかってもらうという考えで移転し、壁をつくらず、地域の人々が敷地内を自由に通行できるような場所になっている。当時の願いがずいぶん形になってきている。さらに、この学校が地域の方によく知られ、地域の方たちから「自分たちの学校」と思ってもらえるように地域の方を巻き込みながら進めていってもらいたい。今後も、岐阜市でも進められているコミュニティ・スクールの流れを踏まえ、盲学校でも地域の方と一体となって、共に学校づくりを進めていってほしい。

意見5
 先生方には、個人の成長に合わせて手厚く指導していただき感謝している。今後は、工夫しながら行事等も進めて行っていただきたい。

学校長
 当校は、地域の皆様と共に児童生徒の成長を支えていきたい。コミュニティ・スクールについては、学校評議員会を令和5年度までに学校運営協議会へと移行する予定である。皆様の意見を大切にし、地域に密着した学校運営に反映させていきたい。
 本日の会議の議事録は当校のホームページで公開させていただく。

6 会議のまとめ

 第1回目の評議員会は、30分間ほどの授業参観で、当校の児童生徒の授業の様子を知っていただいた。その後、25分間の臨床実習を体験していただいたうえで、実習負担金の金額について協議し、現在の金額で適正であることが確認できた。

 また、児童生徒に対する指導支援について丁寧に行われていることや、施設設備が整っているだけでなくきちんと使用されていることなどを評価していただいた。地域に密着した学校運営を期待されていることなどを職員と共有し、今後、学校として具体的に何ができるかを検討し、実践していきたい。

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