平成30年度第2回学校評議員会
会議の開催
平成31年2月5日(火)13:30~15:30
場所:岐阜県立岐阜盲学校 多目的室1
委員 4名(欠席1名 ※後日、ご意見をいただく)
保護者代表 1名、職員 7名
会議の概要
(1) 校長挨拶(13:30~)
(2) 今年度の学校全体の取組について[校長](13:35~)
今年度の学校経営の1年間を振り返り、来年度に向けての構想を述べた。
(3)今年度の各学部の取組について[各部主事](13:50~)
①教務主任から
学校全体の行事を振り返り、成果について報告した。
②小学部
修学旅行、文化祭、連合音楽会、にこにこ集会、持久走記録会等の行事を振り返り、児童の成長の様子や成果を報告した。
③中学部
修学旅行、文化祭、クリスマス会、いろいろな交流及び共同学習を振り返り、生徒の成長の様子や成果を報告した。
④高等部
文化祭、職場見学、校外学習、名古屋盲学校訪問、治療院、MSリーダーズ活動、キャリア発表会、点字漢字競技会、教育長の表敬訪問等を振り返り、生徒の成長の様子や成果を報告した。
(4)学校評価アンケートの結果について[教頭、各部主事](14:30~)
アンケート結果を踏まえて、各部の課題・その対応について報告した。
(5)各校務分掌の今年度の成果と課題について[教頭、各部主事、教務主任](14:50~)
【教務情報部】
「個別の指導計画」「年間指導計画」について、新学習指導要領に基づき、活用しやすいように、様式の見直しをしたことを報告した。
【学習研修部】
「コア・ティーチャー養成研修者研修報告書」「視覚障がいスポーツルールブック」等成果物作成を通して、教員の専門性の維持・向上に努めていることを報告した。
【生活相談部】
いじめや差別を許さないために、小さなことも職員で共有し対応している。今年度から高等部のMSリーダーズに加えて、中学部MSJリーダーズが加わり活動していることを報告した。
【保健安全部】
児童生徒、職員が安全で健康な生活を送れるよう、日常から点検をしたり、ヒヤリハット・アクシデントについては、再発防止案も考え、職員で周知したりしていることを報告した。
【進路支援部】
近隣の企業の協力でデュアルシステムを実施できた。また、キャリア教育を推進し、生徒、保護者が主体的に進路実現に向かえるように体制を整えつつあることを報告した。
【視覚障がい支援部】
「見え方の相談支援センター」として県下において理解啓発活動をし、校内での視機能検査、個別の教育支援計画の取りまとめをしていることを報告した。
【ふれあい支援部】
第68回全国高等学校PTA連合大会において、当校のPTA活動の取組が表彰された。保護者の思いに耳を傾け、連携を図りながらPTA活動を推進していくことを大切に活動していることを報告した。
【寮務部】
寄宿舎指導員と学校との連携をとり、小1から成人まで異年齢の交流を効果的に図りながら、よりよい指導支援ができるようにしてきたことを報告した。
(6)当校の取組についての意見・感想(15:10~)
※ご欠席の学校評議員の方にも、ご意見をいただいた。
[意見 1]
教育活動において細やかな取組がされていてよい。アンケートで「分からない」が多い。項目によって、内容が分かりにくいものがある。「分からない」の回答を除外して割合を出すのもよいのではないか。
[意見 2]
この評議会に4回参加して、学校の前向きな姿勢がよくわかり、教育方針等素晴らしいと思った。校長先生のお話やホームページを見て、当校の児童生徒数が少なくなり、学校経営が厳しくなると知った。当社の事業では、人口減少の影響による百貨店などの売り場の再編が進み、今までと同じ対応では物を作ったり売ったり出来ない時代になってきていると実感している。人口減による影響はこれから更に増してくる。様々な努力をされているが、入学する児童生徒数を増やすことが大切だと思う。校長先生も工夫して情報を発信していらっしゃるが、今後も入学希望者が増えるように考える必要がある。『当校へ来るメリットは何か』、『他の学校と何が違うか』を明確に打ち出して行くことが大切だと思う。
[意見 3]
外部の人からは、盲学校が全盲の人ばかりかと思われている。私もそうであった。いろいろな人に開かれた場所であることを知ってほしい。小学校からでも、夢をたくさんもてるよう、進路支援の中でも、可能性が広がったと思ってもらえる取組を増やし、そのことが保護者や周りの人にも伝わっていくとよいと思う。
[意見 4]
「学校の先生は、児童生徒に愛情をもって接している」という項目が「あてはまる」100%は、素晴らしいと思う。教育に熱心に取り組んでみえることが分かる。
「個別の教育支援計画」を、保護者・本人が、教員と一緒に考え作成していくというスタイルがとてもよい。子どもが自分の人生として考えていける、またみんなで考えていくことに取り組むことは、将来みんなで社会の中で生きていくということにつながる。
子どもの将来において、保護者や本人が意思決定をしていけるよう、支援していってほしい。
生徒対象のアンケートの項目の読み違いがあることについては、分かりやすく修正されるとよいと思う。
[意見 5]
親子でお世話になっている。イベントが増え、文化祭や音楽部、クリスマスコンサート等、校内で楽しく取り組んでいることで、カラオケに行って歌えるようになり、趣味が広がった。今時の年齢相応の曲が楽しめるところがよい。
進路については、卒業後を見据えて早め早めに見学や体験をさせてもらい、有り難い。
[意見 6]
当校の児童生徒の年齢幅が広いので、今後も学齢児童生徒の発達と成人の状態に応じた関わり方や配慮を考えていってほしい。また、盲学校の少人数化に対応して、幼稚部設置を働き掛けたり、盲学校の対象児童生徒の入学基準の見直しも検討したりするとどうか。今後も、社会に出た時にたくましく生き抜ける児童生徒を育てていってもらいたい。
(7)校長挨拶
貴重なご意見をいただき、有り難かった。学校経営やそれぞれの学部、校務分掌において今後に生かしたい。
会議のまとめ
それぞれの立場で、貴重なご意見をいただいた。特にこれからの当校の在り方や個別の教育支援計画に関すること、進路支援に関すること、学校評価アンケートに関すること等について貴重なご意見をいただいた。これを職員で共有し、今後に活かしていきたい。
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