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令和6年度
第1回学校運営協議会 会議実施報告書


 このことについて、「岐阜県立学校における学校運営協議会の設置等に関する規則」第8条第1項に基づき、次のとおり学校運営協議会を開催しましたので、その概要について報告します。


1 会議名
 岐阜盲学校 学校運営協議会 (第1回)

2 開催日時
 令和6年6月19日(水) 10:00~12:00

3 開催場所
 岐阜盲学校 多目的室1
 開催にあたり、委員による授業参観を実施した

4 参加者
会長 池谷 尚剛 岐阜大学教育学部 名誉教授
副会長 木原 奈央子 本校PTA会長
委員 神 尚喜 視覚障害者生活情報センター主任
岩田 友樹 本校同窓生
松本 公 京町自治会連合会 会長
平井 花画 岐阜県ユネスコ協会 会長
学校側 兒玉 哲也 校長
立川 麻里子 教頭
磯部 典之 事務部長
端場 政博 中学部主事
宮地 裕久 高等部主事
竹本 隆浩 教務主任

5 会議の概要(協議事項)
(1)学校経営方針について(学校要覧参照)
  • 児童生徒・教職員について
  • 学校教育の重点について
  • 学校経営について
  • 児童生徒推移(減少)について

  • 2つの校内委員会として啓発活動「打って出る岐阜盲学校実行委員会」、対応策「どうする岐阜盲学校実行委員会」を立ち上げ対策をしている。
  • 県内全ての小学校にパンフレットを配布し、小学校から就学時検診担当へ配布していただくことで、視覚に不安のある園児の保護者に盲学校の啓発をしている。
  • 理療科紹介ビデオを作成しYouTube等で周知している。また、理療科紹介パンフレットを作成し眼科医や市役所等に配布して周知している。
(2)理療科臨床実習について
  • 消耗品、保険、事務費等を含めて実習協力費として施術代金を一人550円、オイルマッサージでは650円徴収している。
    • 施術代金として一人550円、オイルマッサージは650円の料金設定が妥当であることの承認を得ることができた。
(3)授業参観
  • 専攻科理療科1、2年生「あん摩実習」
  • 小学部「自立活動」「国語」
  • 中学部「自立活動」
  • 普通科「古典探究」
 以上を中心に各学部の参観を行った。

意見1

 授業参観をし、各学部の授業を見学することができて様子がよく分かった。参観の中にアイアイ教室が活動しており、息子がアイアイ教室を利用していた当時を思い出し懐かしく感じた。息子が就学前に恵光学園を利用していた際に、今回出席の委員の先生や視能訓練士の先生から紹介され本校への入学に繋がった。当事者、保護者は「見えづらい」ことを自覚することは難しいため、療育の場を情報発信の場に加えるようにしてほしい。
→すぐに取り組んでいきたい。

意見2

 卒業して3年、懐かしい思いで校内を見学した。卒業後、学校外で視覚障がい者に会う機会があるが個々に努力をして、いろいろな工夫をされている。そういった方に対して何らかの支援ができればよいと考える。短歌コンクールでは、盲学校主催に参加しているが、晴眼者のコンクールに応募するなどもっと発信していってもよいのではないか。そういったことを通して、視覚障がいについてアピールできるのではないか。

意見3

 小学校に関わる機会があるが就学してから児童が初めて黒板に向かい、自分の見え方が見えづらいと気が付いていないケースがある。そういった場合には保護者も気が付けずに時間が過ぎていき、授業が理解できないことに繋がっている。見え方の相談支援センターのポスターを積極的に活用していけるとよい。また、岐阜市で狂俳の指導をしている。短歌に併せて視覚障がい者の感性を磨くため、狂俳を取り入れていくとよいのではないか。必要なら指導者を派遣したい。

意見4

 きめの細かい支援をされていて、先生方の工夫に感心している。少人数化に伴う仲間づくりの問題があるが、オンラインでの交流といった工夫を今後も進めていただきたい。また、岐阜アソシアでセンター交流会を実施したところ、多くの視覚障がい者の方に参加していただけた。ICT機器、支援機器の情報提供をした。今後は、学校とも協¬力していきたい。

意見5

 視覚に障がいのある方が特殊ではない社会になるとよいと考えている。学校も広く社会と接点をもてるとよい。

意見6

 久しぶりにアイアイ教室をみて、10年後、20年後の盲学校の存続を願いたいと感じた。岐阜アソシアとの役割分担も考え、今後継続して検討していけるとよい。

6 会議のまとめ
  • 第1回学校運営協議会では、委員より今年度の本校の現状について理解が得られ、学校運営基本方針についても承認が得られた。
  • 卒業後の進路として、生徒の見え方や特性に応じて必要な実習等の体験や見学を通して進路選択ができるようにしていきたい。今後は、いろいろな企業に視覚障がいについて理解をしていただくよう啓発することで、働く場を企業に広げていきたい。
  • 今後も児童生徒数が減少していくことが予想される中で、見えづらさに悩んでいる方々に盲学校を知っていただき、適切な支援が受けられるように関係機関と連携しながら進めていきたい。

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