校長挨拶
岐阜県立恵那農業高等学校のホームページにようこそおいでくださいました。
本校は昭和41年に中津高等学校農業科及び岩村高等学校農業科の募集を停止し、設立された東濃地区唯一の農業科県立高校です。校訓「和」の精神を尊ぶのもと、地域を担う産業人の育成を目指しています。令和4年度入学生より学科改編を行い「食の農学科群」と「花と緑の農学科群」として募集しています。それぞれの群は、第2学年から選択により、生産科学科と食品科学科(食の農学科群)、園芸科学科と環境科学科(花と緑の農学科群)に分かれます。現在のところ第3学年は、園芸科学科、食品科学科、環境科学科、園芸デザイン科の4つの学科を設置していますが、令和6年度にはすべての学年が群募集で入学した生徒となります。
本校は農業教育を通し地域活動やイベントへの参加を積極的に行うなど地域と共に生き、地域に愛され必要とされる学校づくりを推進し、将来のスペシャリストの育成を目指す教育を実践しております。具体的には、世界らん展への出展(2020年にはディスプレイ部門で最優秀賞を受賞)、バイオ技術を利用した絶滅危惧種に認定されている希少植物の保全活動、シクラメンの新品種開発活動、地域の産物を利用した食品の開発活動、食農教育への協力活動、空心菜を利用した水質浄化活動、園芸福祉活動、恵那市内の花壇植栽活動、中野方の坂折棚田活動、「産官学」連携のプロジェクト活動等多種多様な活動を行っております。
今後ますます複雑化する社会において、「知識・技能」や「思考力・表現力・判断力」を求められることは言うまでもありませんが、それに加え周りと「協働」する力「学びに向かう力」が一層大切になってきます。本校では授業・実習・地域活動の中でそんな力を育んでいき、卒業後はふるさとを愛し、ふるさとの農業・産業の発展に貢献し、グローバルな視点をもちながらふるさとで活躍できる人材の育成を図っていきたいと考えて
「花とほほえみと真心のある学校」を教育理念に、花や植物そして人に対して愛情と優しさを注ぎ、思いやりの心を育て、命を大切にしてたくましく生きる人間となるよう教育活動を展開していきます。
校訓
「和」の精神を尊ぶ -地域から愛され、信頼される学校を目指して-
目指す生徒像
- 1 明るく元気で、しっかりあいさつができる生徒
- 2 地域から信頼され、地域社会に貢献できる生徒
- 3 規律を守り、自らの行動に責任を持てる生徒
教育目標
- 1 生徒一人一人が持つ可能性を引き出し、個性を最大限に伸ばす指導に努める。
- 2 社会人として必要な基礎基本を身に付けさせ、自立した人間を育てる指導に努める。
教育方針
- 1 自ら学び考える力を育てる。
- (1)「学習意欲」を育て、「主体的な学習」を推進する。
- (2)「学習の仕方」を身に付けさせる。
- (3)「自らの生き方」を考えさせる。
- 2 農業のもつ教育力を生かし、生命の尊さや豊かな心を育てる。
- (1)いのちを大切にする心を育み、責任感、観察・記録する力をつけ、達成感が味わえるように支援する。
- (2)「わかる」で終わるのではなく「できる」ようにする。
- (3)「これだけは誰にも負けない」というものを身につけさせるように努める。