ごあいさつ

「フロンティア(開拓者)」の心意気
 〜誰もが生きやすい世の中を目指して〜  

校長 鵜飼 陽一郎(令和5年4月1日)


 本校は岐阜市にある定時制通信制の県立普通科高等学校です。昭和6年に設置された岐阜夜間中学をスタートに、今年で92年目を迎える歴史と伝統ある高等学校です。卒業生は1万5千余名を数え、本県の定時制通信制高等学校教育の中心校として、時代が求める人材育成に力を注いでまいりました。

 校名の「華陽フロンティア」は、強い意志をもって、困難に立ち向かい、自らの夢や目標の実現に向けて、人生を切り拓いていく「フロンティア(開拓者)」の精神を表しています。

 本校の特徴は、「いつでも・だれでも・元気に・いろいろ」学べることにあります。定時制課程は3部制で、朝、昼、夕どの時間帯でも学習でき、3年又は4年で卒業を目指すことができます。また、通信制課程では、週1回の面接指導(スクーリング)と自宅でのレポート作成を通して、自分の生活環境やペースに合わせた学習ができます。

 また、本校にはさまざまな困難や悩みを抱える生徒が在籍しています。したがって、本校の教育は、生徒の気持ちや思いを受け入れることから始まります。職員は常にカウンセリングマインドをもって生徒と接し、誰もが学びやすいユニバーサルデザインを意識した授業を通じて、日々の教育に全力であたっています。生徒も「今の自分を何とかしたい」と「フロンティア(開拓者)」の心意気で困難な状況に立ち向かい、充実した学校生活を送っています。

 本校では今後も、誰もが生きやすい世の中を目指して、「自分の生き方」を真剣に考え、「なりたい自分」を見つけたいと願っている生徒のための学校として、岐阜県の定時制通信制高等学校を支える学校として、皆様のご支援をいただきながら学校運営にあたっていきたいと考えています。ご理解・ご協力の程お願い申し上げます。