農業の教育力を活用した人材育成

校長  渡邉 千洋 
学校長写真  この4月より歴史と伝統ある岐阜農林高校に着任をいたしました。私は、本校での勤務は平成26年度から平成27年度の2年間、教頭としてお世話になり、翌、平成28年度は、大垣養老高校で校長として仕事をさせていただいておりました。
 岐阜農林高校を離れましたのは1年間ではありましたが、この間も傍らには岐阜農林高校があり、外からも眺めることも多かったように思います。その折に、改めて岐阜農林高校を見た印象でありますが、学びの質が高く、学校の雰囲気が明るく、生徒諸君は落ち着いた中にも活気があり、話題性もあることからテレビや新聞などのメディアでの報道も多い学校であり、超一流の学校であるということの再認識でした。
 そのような学校に校長として着任できましたことはこの上ない幸せでありますが、同時に責任の重大さもひしひしと感じているところです。
 本校は、明治33年(1900年)に設立された、全国を代表する農業に関する学習をする専門高校であり、多くの卒業生の皆さんが県下各方面で活躍され、農業分野は勿論、岐阜県産業界を牽引しておられます。農業の専門高校として、農業教育の特色を十分に生かし、次の3つの目標を掲げ人材の育成を図っております。

(1)将来のスペシャリストの育成
  本校は、施設設備、実験実習の内容、農業クラブの成果、部活動、進路実績共に日本を代表する農業の専門高校です。農業のそれぞれの分野で、その道のスペシャリストを育成することが最大の目標であります。

(2)地域産業を担う人材の育成
  農業教育を通して積極的に地域に出向き、地域の方々と交流を深め、地域と共に生き、地域で愛され必要とされる学校づくりを推進しています。

(3)人間性豊かな職業人の育成
  農業学習には、「命」に関る学びがあります。生徒たちは、毎日、多くの生命の誕生や成長に関わり、感動と驚きの繰り返しにより学びを深め、成長を続けます。その結果、人間性豊かで優しい心を持った職業人として、逞しく生きていくことを確信しています。


 また、本校は平成24年度より文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクールの研究指定を受け、現在は次期申請に取り組んでいるところです。研究開発の課題は「バイオ・食・農・環境分野において、生徒自ら課題を発見・解決する学習活動により、持続可能な社会を担う国際感覚を身に付けた科学技術系人材を育てるシステムの開発」であり、今後は、第一期の研究の積み重ねを十分に生かし、更に発展させていきたいと思っております。
  そして、生徒が本物の力をしっかり身に付けていけるよう、全職員が一丸となり、日々の指導にあたっていきたいと思っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。