農業が持つ教育力を生かして

校長  林  博 康 
学校長写真 本校の校長として3年目を迎えました。学校の基本的な方針は、地域から信頼され、地域に貢献できる学校を生徒と共に目指していきたいと思っております。

さて、本校は明治33年(1900年)に設立された、全国を代表する農業に関する専門高校です。また、県内においても多くの卒業生の皆さんが各方面でご活躍されております。そんな中、本校では農業の専門高校として、農業教育の特色を十分に生かし、次の3つの目標を掲げ人材の育成を図っていきたいと考えております。

(1)将来のスペシャリストの育成
 
本校は施設設備、実験実習の内容、農業クラブの成果、 部活動、進路実績共に日本を代表する農業の専門高校です。農業のそれぞれの分野で、その道のスペシャリストを育成することは最大の目標であり、是非専門性を生かした方面で活躍できる人材の育成を目指していきます。
(2)地域産業を担う人材の育成
農業教育を通して積極的に地域に出向き、地域の方々と交流を深め、地域と共に生き、地域で愛され必要とされる学校づくりをしていきたいと思っています。
(3)人間性豊かな職業人の育成
農業学習の根底にあるのは「命」に関る教育を日々実践しているということです。生徒たちは、毎日毎日多くの生命の誕生や成長に関わり、感動や驚きの繰り返しにより成長を続けます。その結果、3年後はどの道へ進もうとも人間性豊かで優しい心を持った職業人として、たくましく生きていくと確信しています。

また、本校は平成24年度より文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクールの研究指定を受け、今年で5年目を迎えます。研究開発の課題は「バイオ・食・農・環境分野において、生徒自ら課題を発見・解決する学習活動により、持続可能な社会を担う国際感覚を身に付けた科学技術系人材を育てるシステムの開発」です。研究の柱は「課題研究」を通して、大学や関連諸機関と連携を図り、より高度な講義を受け、また研修に出向くことにより、大学進学後も継続的な研究を続けることであります。また、グローバルは視野を持った人材育成のために、海外との大学、研究機関、高校とも連携を図っております。今年度で第一期の研究指定は終了しますが、5年間の研究で培ったノウハウを十分生かし、更に発展させていきたいと思っております。そして、生徒が本物の力をしっかり身に付けていけるよう、全職員が一丸となり、日々の指導にあたっていきたいと思っておりますのでよろしくお願い申し上げます。