この旗は、令和元年度及び2年度の「地域産業の担い手育成事業」において、芸術文化系列(美術専攻)の生徒が原画版下を作成し、株式会社吉田旗店様に糊置き、仕上げ、縫製をしていただき、令和2年9月4日に創業約150年の伝統ある吉田旗店様にお邪魔して、色染め工程を体験させていただいたものです。
=デザインの説明=
<明智光秀>
美濃国で生まれる(諸説あり)商人上がりで美濃を治めていた斎藤道三に仕えた。彼の死後、朝倉、細川、足利、織田と主を転々とした。本能寺の変の首謀者である(諸説あり)。山崎の戦いにて戦死したと伝えられているが生き延びたとも。
<関 兼定>
室町時代美濃国で活躍した刀工。特に2代目兼定が有名であり、『和泉守兼定』の名を受領する。この2代目兼定は細川忠興(明智光秀の娘である玉(ガラシャ)の夫)に渡り、36名の家臣を手打ちしたことから三十六歌仙という由来で『歌仙兼定』と名付けられた。三代目まで関。四代目から会津に移る。明智光秀が愛用していたとする説がある。左の鍔が蝶々のほうが兼定。
<孫六兼元>
室町時代後期に美濃国で活躍した刀工。兼定と合わせて岐阜の2大刀工である。こちらも2代目が特に著名であり、初代兼定の元で修業したと伝えられる。兼元作は豊臣秀吉、武田信玄、黒田長政等多くの名の知れた武将が携えていた。
<ギフチョウ>
アゲハチョウ科の昆虫。別名「春の女神」。幼虫は柔らかい葉を食べ、初夏に落ち葉の下などでさなぎになる。そのまま夏、秋、冬を過ごし、やがて次の春の訪れとともにかたい殻を破って羽化する。
<カタクリ>
ユリ科カタクリ属。和名は片栗。花言葉は「初恋」「寂しさに耐える」。種子で繁殖するが、開花までは8から9年かかる。武芸川谷口の近くに「カタクリの里」というところがあり、ここにはギフチョウがたくさん来る。なお、ギフチョウがカタクリに群がるわけではない。
<灯篭(川祭り)>
岩佐地区では灯篭を川に浮かべたり、橋の手すりに飾ったりしている。