来年1月4日に岐阜市薮田南で開庁する新岐阜県庁舎に、高等部木材工芸班の作業製品が設置されることになりました。
この新県庁舎は、地上21階建ての岐阜県の新たなシンボルとなる建物で、20階(高さ約90メートル)には、一般の人も入場できる「清流ロビー」が整備されました。この「清流ロビー」に高等部木材工芸班の作業製品(テーブル、ミニスツール、子供椅子など)が設置されます。
12月21日の作業学習の時間に、県庁の担当者の方が来校され、丹精込めて作った製品をお渡ししました。
特にテーブルの製作を担当した3年生の生徒は、接手加工の部分を丸い脚の形状に合わせるという3年間の集大成となるような難しい技術を習得しました。当日は、担当した生徒が「テーブルの脚を削る時、滑らかになるように気を付けました。」「木と木の継ぎ目に隙間ができないように、気を遣いながら作業しました。」などと、自分が担当した作業について誇らしげに説明していました。その姿からは、将来の飛騨の匠の後継者の心意気を感じました。県庁の担当の方からは、「新しい県庁舎で大切に使いたいと思います。」というお言葉をいただきました。