基本情報技術者試験 午前試験免除制度

 主にビジネス情報科の生徒が取得を目指す、情報処理技術者試験の午前試験免除制度の導入についてご紹介します。

情報処理技術者試験とは

 経済産業省が主催する情報処理技術者試験は、情報処理能力のスキル水準を客観的に評価したものとして、就職・進学の両面において大きな武器になります。

 この試験は全12区分に分かれて年2回(4月と10月 4月の1回のみ実施の試験もあり)行なわれます。

 本校がビジネス情報科で取り組んでいる試験は「基本情報技術者」です。これはSEやプログラマの登竜門というべき資格であり、情報処理技術者試験の中では基礎区分に位置し、比較的難易度が低い試験です。

 試験は午前と午後に別れ、午前の試験は2時間30分(150分)で情報処理に関する基本的な事項についての80問4択のマークシート方式です。

 午後試験も同じく2時間30分(150分)ですが、アルゴリズム、業務分析、プログラミング、表計算、データベース、ネットワークなど主に実際の業務に即した応用問題が7問出題されます。こちらもマークシート方式で行なわれます。

合格への近道!免除対象科目履修講座の実施

 本校では平成18年4月より、ビジネス情報科のカリキュラムの一部を、基本情報処理技術者試験の免除対象科目履修講座として登録しています。

 この制度の導入により、本校ビジネス情報科の生徒は、2年次に履修講座の80%以上に出席し、IPAの提供する問題による修了試験(12月と1月に実施)を受験し、IPAの定める合格基準(正解率60%)を満たしていれば、本試験の午前試験が免除になる特典が与えられます。

 これによって、本試験での合格者が制度の導入前と比較して大幅に増加しています。この資格を活用して進学に就職に高い進路を実現しています。

合格状況

午前免除修了試験の合格状況
試験名\実施年度 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
基本情報技術者 16 20 34 11 29 22  4

本試験の合格状況
試験名\実施年度 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
基本情報技術者 13 12 16 10  9  8  4

※免除制度の導入が、特に「基本情報技術者試験」の合格者の大幅な増加をもたらしていることが分かると思います。

※本試験は情報処理研究部の生徒なども受験し、合格しています。