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卒業生からの声

先生を信じ、最後まで諦めない
愛媛大学 法文学部人文学科
 僕は多治見高校で高校生活を送ることができて本当に良かったと思います。授業から入試まで充実していました。
 後輩へのアドバイスとして、まず「先生方を信じること」を挙げたいと思います。小テスト、課題の量は確かに多いですが、それをこなしていくことで確実に実力がついていきます。自主勉が苦手な僕にはちょうど良かったです。1年生の頃は多さに苦労しましたが、自然と計画を立ててこつこつと勉強できるようになりました。小テストも同じです。よく、成績を良くするために塾に行く人がいますが、多治見高校の生徒には必要ないと思います。僕は今までに一度も塾に行ったことがないのですが、ちゃんと入試で結果を出すことができました。学校の授業を集中して聴き、英・国だったら予習、数学だったら宿題、その他小テスト、課題もきっちりやる。これだけで十分です。先生方はそこまで考えていてくれるのだと思います。
 ちなみに、僕は席替えの時に、教卓の真ん前、窓から数えて3列目の一番前の席を選びました。この席にはいくつかメリットがあります。それは、人が目に映らないから集中して授業が受けられる、右利きでかつ苦手なのは横書きの教科(英語や数学)であるため、黒板が見やすく、写しやすい、先生方に予習をやってきたことをアピールできる、などです。何か変化がほしいという人はぜひやってみてください。
 受験のアドバイスも「先生を信じること」です。センターとかでは、受験には直接必要の無い科目もありますが、先生は「絶対に捨てるな」とよく言われます。その通りだと僕はセンター試験の自己採点をして実感しました。僕は文系なのですが、センターの2日間、習ったことのない地学など受験可能な全科目を受けました。その結果、「理科総合」などの記憶の遠い彼方の科目でも点が予想外にとれて、今の進路があります。大学によって配点が違うので、最後まで捨てないことが大事です。
 また、僕は私立を含めて出願する大学すべてを担任の先生と相談して決めました。愛媛大学法文学部人文学科夜間主に合格しましたが、「夜間主」という決断ができたのも担任の先生の後押しのおかげです。実は「夜間主」は愛媛大の場合、2次の科目が少ない、授業料が半額などのメリットがあります。先生を信じてよく相談する、というのも受験で成功するために必要なことだと思います。
 後輩のみなさんも、せっかく多治見高校に来たのだから、先生方を信じ、3年間最後まで諦めずに頑張ってください。



部活動との両立で高校生活を充実させよう
筑波大学 社会国際学群社会学類
 これから受験を経験する皆さんには、高校生活を充実させることを私はアドバイスします。何も勉強をすることだけが高校生活の全てではありません。部活動や学校行事、友人関係、家族のことなど、さまざまなことを高校生活のうちに経験すると思います。それらの全てのことに一生懸命向き合って頑張ることが受験への取り組みに向けての力を養っていくことだと私は考えます。
 私が高校生活の中で頑張ってきたことは部活動と授業です。部活動は3年間続けました。部長という立場もあり3年生の5月までは勉強と部活動の両立を心がけ頑張りました。最初、入学当時は部活動と勉強との両立ができず、放課後の部活動で疲れてしまい夜は家で寝てしまうということがしばしばありました。しかし、土日で1週間の予習溜めをしたり、朝に1時間早く起きて小テスト勉強をしたりなど、自分に合う習慣を身につけ両立することができるようになりました。部活動が忙しい人には「朝学(習)」を私は勧めます。朝の30分だけでも単語を覚えたり数学の問題を1問解くだけで集中力がかなり上がります。疲れて夜遅くやるのではなく、朝早く起きて学習する方が効果的だと私は思います。自分に合った勉強と部活動の両立方法を見つけることが学力の向上につながると思うので、是非、自分に合った習慣を身につけて欲しいと思います。
 次に私は高校生活を通して自分の将来についてよく考えるようになりました。正直、将来の夢や目標というものは私にはありませんでした。しかし、大学受験を通して、「自分はこういうことがしたい」「こういう勉強がしたい」ということが見えてきました。大学受験は高校受験と違い、真剣に自分の将来について考える良い機会です。少し「面倒臭い」とか「どこでもいい」とか思わず、真剣に考えて見て欲しいと思います。
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