平成18年度   自 己 評 価 結 果
 
岐阜県立大垣工業高等学校 
 

学 校 教 育 目 標

本 年 度 重 点 目 標

 誠実にして心豊かな人間性と強
くたくましい身体のうえに、すぐ
れた知識と技術を兼ね備え創造性
に富む実践的な産業人の育成を図
る。
 

(1)豊かな人間性や自ら学び自ら考える力などの「生きる力」の育成に努める。
(2)生徒一人一人に確かな学力が身に付くよう、基礎的・基本的な内容の確実な定着を図る。
(3)工業教育に対する自覚と誇りを持ち、明朗にして闊達な校風の樹立を図る。
(4)家庭・地域社会と一体となって、生徒の育成に努める。  

領 域

重 点 課 題

具 体 的 方 策

評 価



















 

(1)心豊かな人間性とたくましく生きる力の育成
 

@各学科の特色を生かした目標を明確にし、学校・家庭・地域との連携によるものづくり教育の一層の推進を図る。
Aあらゆる教育活動をとおして、相手を思いやる心、自他の生命や人権を尊重する心を育てるとともに、あいさつやコミュニケーション能力など社会生活に必要なルールや基本的モラルの育成を図る。






 

(2)学力の充実と自己実現を目指す指導の推進
 

@全教育活動の中でキャリア教育の推進を図り、就業体験や外部教育力を活用して、自己の在り方生き方を含めた望ましい勤労観・職業観の育成と主体的な進路選択能力の育成に努める。
A生涯にわたって学習に取り組む意欲や態度を養うとともに、主体的な学習態度の育成と基礎的・基本的な学力の定着に努める。
B教師としての資質と指導力の向上を図るため研究テーマを設定し、絶えず研修に努める。







 

(3)信頼と愛情を基盤とした生徒理解に徹する積極的な指導の充実
 

@教師間の報告・連絡・相談の徹底を図り、全教育活動をとおして問題行動の早期発見・早期指導にあたるとともに、生徒一人一人を正しく深く理解し、積極的な教育活動に努める。




 

(4)安全教育の推進

 

@学校内外における事故等に対する危機対応に努めるとともに、施設設備の安全管理を十分に行い事故の未然防止に努める。



 














 

(1)生徒に基礎・基本的な内容を身に付けさせ、学力の確実な定着をはかる。

@学習推進週間を設け、生徒に家庭での継続的な学習を呼びかける。
A教科担任会議を活用し、各教科・学科およびクラス担任、部活動顧問等との連携を密にする。




 

(2)生徒が学習する意義や目的を自覚し、自ら意欲的に課題に取り組めるよう全校体制による授業改善を進める。

@授業評価アンケートを実施し、各教科・学科での授業改善に活用する。
A各教科・学科で公開授業を実施し授業研究を行う。

 





 

(3)各教科・学科の目標や評価基準を明確化し指導内容の重点化を図る。

@シラバスを作成し、到達目標・評価基準を明確にする。

 



 





















 

(1)社会の一員としての自覚を深め、行動に責任を持つとともに、自他の生命を尊重し、倫理観や規範意識を体得できるよう指導を充実する。
 

基本的生活習慣の育成
@マナーの育成と地域との連携
A全校生徒、職員による挨拶運動の推進
B遅刻・早退・欠席の防止と家庭との連携
C交通マナーの向上と交通安全指導の徹底
D四ない運動の徹底
E身だしなみ指導の充実
 







 

(2)自己の存在感や所属館を味わうことができるように指導・援助を充実する。

学業指導の充実      
@学習指導課との連携 A授業規律の徹底     
B教科担任会の活用  C個人目標の設定     
 




 

(3)信頼と愛情に基づく共感的理解に徹し全校体制による日常的な教育相談を充実する。

生徒理解の徹底
@教育相談の充実
A懇談週間(個人懇談)、家庭訪問の実施
B学年会、部顧問会、学科会との連携
 




 

(4)問題行動や不登校については、全職員が危機意識を持ち、共通理解のもとに早期対応に努め指導を徹底する。

人権の尊重
@迷惑行為(いじめ・暴力行為)の根絶
A不登校生徒への支援
B性講話・薬物講話の実施
C人権同和教育職員研修会の実施
 





 

(5)学校・家庭・地域社会が一体となって取り組む体制づくりを推進するとともに、高等学校間や幼・小・中学校、及び関係諸機関との連携を強化する

学校・家庭・地域との連携
@地区懇談会、中高連絡会、育友会推進委員会との連携
Aボランティア活動の推進
BMSリーダーズの充実
 




 














 

(1)LHR等のための資料の充実と提供を推進する。
 

@各クラスへの進路資料の配布ならびに進学ガイダンス、小論文指導、先輩と語る会、進学説明会、LHRを使った進路講話などの進路関係各種行事をとおして進路情報の提供と指導の充実をはかる。




 

(2)校内LAN、INTERNET等マルチメディアによる進路情報提供内容の充実を推進する。

@求人情報の校内LANによる提供や学校ホームページへの進路先情報の提供、三者懇談のための学科別進路先一覧表の提供などをとおして、リアルタイムな生徒の進路研究やクラス担任・学科主任の進路指導の充実をはかる。
 




 

(3)学年会との連携のもとに進路未決定者の把握と指導の充実を促進する。
 

@特に今年度は3年生学年会との連携のもと、生徒の進路決定の促進に重点を置き、学校斡旋を希望した生徒については全員就職先を決定する。また、進学希望生徒についても最終的には全員進路先を決定する。




 















 

(1)生徒会活動や校内外への積極的な参加・協力を図る。


 

@各種委員会や執行部の活動をより活性化することにより、自主的に生徒会活動に参加させる。
A参加・活動に無関心な生徒に対して、その重要性を集会・広報紙を通してもっと訴える必要がある。
B校外へのボランティア活動は執行部だけでなく、枠を広げながら今後も継続する。
 






 

(2)各種生徒会行事や部活動への積極的な参加を促し、達成感と自己成就感を育む。
 

@文化祭の運営を「1人一役」をテーマに「案内係」・「説明係」等を配置し、与えられた役割を果たすことで、達成感・満足感を味わわせる。
A部活動では運動系・工業系の部が全国・東海大会に出場する等素晴らしい成果を残した。





 

(3)生徒の自主性を育て  る。
 

@生徒会執委員には企画段階より生徒達で行わせる。生徒集会でのプレゼン・文化祭でのフィナーレ等成果はある程度残せた。



 

(4)ロングホームルームを通じて、生徒の日常においての自主性を育てる。

@文化祭でのクラスの取り組みを話し合う中で、自分の役割を理解し、実行できる生徒を育てる。
AロングホームルームはHRTとの連携を密にし、様々な情報提供をしながらより充実したものにしていきたい。
 




 










(1)生涯スポーツの基礎作りと体力の向上
 

@生涯スポーツの基礎として、ルールを理解させ、一人一人の能力・適性を考えた指導を工夫し、その中で、体力の向上をめざす。



 

(2)自主的に健康を管理・改善できる能力の育成


 

@健康診断や体力テスト等により自分の健康を把握し、自分の健康を自分で守る為に何が必要かを考え、運動実践や食の重要性を理解させ・改善していく方法を指導する。
A危機管理体制の確立を図り、安全教育の充実を図る。





 













 

(1) 校内外美化の推進




 

@早朝と放課後の清掃活動及び月例の大掃除、校庭の草木の手入れなどを行う。
A環境委員、MSリーダーズ、インターアクト部による学期2回程度の校外清掃を行う。
B環境委員による公共部分(廊下)の清掃、ワックスがけを行う。






 

(2)防災活動推進
 

@生徒、職員に防災意識の高揚を計るために2回の防災訓練を行う。


 

(3)地域との連携

 

@年2回、本校の生徒と自治会長をはじめ町内会の方々との協働で、環境意識を高める目的で通学路や最寄りの駅の清掃活動を行う。



 














 

(1)心豊かな人間性の育成をめざし、生徒があらゆる機会とあらゆる場所において本と親しみ、本を楽しむことができる環境を整備し、読書指導にあたる。






 

@図書資料の充実を図り、生徒の学習に資する。その選定にあたっては、自己教育力を育てる学習センターとしての図書館の使命に留意し、十分工夫する。
 →予算の配分方法を見直しながら、生徒のリクエストも多く取り入れた新刊購入をする。
A本と親しむ機会をつくり、読書の楽しさ、すばらしさを体験させ、読書の習慣化を図るため、国語科と協力して校内読書感想文コンクールを実施する。
 →現在も読書感想文を提出するよう指導継続中であり、年々指導が難しくなっていることを感じる。
B「図書館たより」の発行。
 →一か月に一回の図書館たよりを年間を通じ最後まで発行することができた。また特に今年は新刊案内なども充実させることができた。
 










 

(2)学習・情報センタ−として図書館の施設・整備の活用を図り、情報化社会に対応した図書館教育を推進する。




 

@開かれた利用しやすい、魅力ある図書館づくりをめざし、新図書館管理システムの導入による活性化を図る。
 →IT化はすでにできているので、今後いかにそれを活用させられるかが課題である。
A教育メディアのマルチメディア化に対応した図書資料の充実に努める。
 →今後の課題である
Bレファレンスサービスの一層の充実を図る。
 →多くの生徒に知ってもらうため、機会あるごとにPRするよう努めたい。









 

(3)視聴覚教材や機器の充実を図り、視聴覚教育を推進する。


 

@視聴覚教室の整備を図り、授業などに利用できるようにする。
 →デッキ・アンプ・プロジェクタ・スクリーン・スピーカなどの整備ができた。今後は視聴覚室が手軽に活用できるよう、マニュアルを作成するなどの整備をしていきたい。





 














 

(1)「資格取得」の推奨

 

@教科内指導や朝や放課後の指導を行う。
A卒業時の特別表彰やジュニアマイスターの推奨を図り 資格取得の動機付けを行う。
 



 

(2)「ものづくり」教育の推進

 

@産業デザイン科において市内店舗や会館等を会場に設定して研究作品発表会を開催する。
A課題研究発表会を全校単位で実施する。
B各種ロボット大会に積極的に挑戦する。
 




 

(3)地域との連携

 

@西中1年生全員を招いて、各専門科に分かれ「協働体験」(環境についてをテーマ)を実施する。
A西濃地区の小中学生対象に「マイコンカーコンテスト」及び講習会を実施する。
B「小・中・高ロボットコンテスト」の西濃地区の講習会及びコンテストを実施する。
Cカラフルタウンにてプログラミングコンテストを開催し、同時に二足歩行ロボットや相撲ロボットを一般に実演する。
 






 
(A・・・実施できた B・・・ほぼ実施できた C・・・あまりできなかった D・・・できなかった)










 

 「教育方針・学校経営」や「学校行事等の情報提供」の項目で、わからないという回答が増加した。
 昨年度、「授業の工夫」「選択授業・少人数授業」については、「あてはまる」「ややあてはまる」という答えが6割しかなかったが、今年度は8割を超えた。
 生徒評価の「学習指導」では、選択授業について個人の興味・関心・希望にあった授業とはとらえていない傾向がある。
 








 

 今年度より、希望保護者の携帯電話へ学校からの案内を送信できるようにし、学校側から情報の提供ができるようにした。
 学校の取り組み状況について、今後も引き続き、ホームページ、学年だより、保護者懇談などを利用して、保護者への広報活動に努めていきたい。

 選択登録をする前に、学年集会などを開いて、教科担当者から直接説明をしているが、選択の参考になっていない面がある。それらをふまえて、来年度入学生より大きく見直した教育課程にした。
 






 

(1) 今年度は、定期考査等年間行事の見直しや成績に関する教務内規の改定等により、生徒の学習姿勢も大幅に改善され、各学期ごとの成績不良者も半減した。今後も従来どおりという固定観念を払拭し、見直しを進めていきたい。
(2) 今年度は、シラバスの活用や授業アンケートの活用など、授業のあり方を見直す機会を多く設けた。今後は研究授業をとおした指導方法の改善や授業評価のあり方について、さらに研修を推進していきたい。
(3) 今年度は、全校体制による携帯電話の指導など、教員の共通理解のもとでの生活指導を図ることができた。今後も各分掌間の連携を図りながら、生徒の支援を推進していきたい。