平成17年度 自 己 評 価 結 果

岐阜県立大垣工業高等学校
学校番号 27


学 校 教 育 目 標

本 年 度 重 点 目 標

 誠実にして心豊かな人間性と強くたくましい身体のうえに、すぐれた知識と技術を兼ね備え創造性に富む実践的な産業人の育成を図る。



「地域に開かれた特色ある学校」「規律ある学校」「活力ある学校」づくりをめざす。
(1)心豊かな人間性とたくましく生きる力の育成
(2)学力の充実と自己実現を目指す指導の推進
(3)信頼と愛情を基盤とした生徒理解に徹する積極的な指導の充実
(4)健康・安全教育の推進

領 域

重 点 課 題

具 体 的 方 策

評 価



 学

 習

 指

 導


 

(1)個に応じた発展的・専門的な学習ができるよう、目標や評価規準を明確化し、指導内容の重点化を図る。

@シラバスの内容の見直しにともない、評価につながる段階的な到達目標を設置するとともに、評価規準を明確で説得力のあるものとする。
A各教科・学科でシラバスを活用する。
 



 B

 

(2)授業規律の確立に努め、生徒が学習する意義や目的を自覚し、自ら意欲的に課題に取り組めるよう授業改善を進める。

@授業の遅刻、中抜け、早退、居眠り、他事をする(携帯・漫画・私語)などの指導を行う。
A教科担任会議を活用し、各教科・学科およびクラス担任、部活動顧問等との連携を密にする。
B授業アンケートを実施し、各教科・学科での授業改善に活用する。



 A


 






 生


 徒


 指


 導 





 

(1) 自己の目標に意欲的に取り組み、存在感や所属感をもてるように指導・援助を充実する。

学業指導の充実
@学習指導課との連携
A授業規律の徹底
B教科担任会の活用
C個人目標の設定



 B

 

(2) 社会の一員としての自覚を深め、行動に責任を持つとともに、自他の生命を尊重し、倫理観や規範意識を体得できるよう指導を充実する。

基本的生活習慣の育成
@マナーの育成と地域との連携
A全校生徒、職員による挨拶運動の推進
B遅刻・早退・欠席の防止と家庭との連携
C交通マナーの向上と交通安全指導の徹底
D四ない運動の徹底
E身だしなみ指導の充実




 A


 

(3) いじめ、暴力行為、薬物乱用、携帯電話やインターネット等による問題行動や不登校については、危機意識を持ち共通理解のもとに指導を徹底する。

人権の尊重
@迷惑行為(いじめ・暴力行為)の根絶
A不登校生徒への支援
B性講話・薬物講話の実施
C人権同和教育職員研修会の実施

 




 B


 

 
 進

 路

 指
 
 導

 

(1)進路に関する学習の支援を図る。
 

 各クラスへの進路資料の配布ならびに小論文指導、先輩と語る会、進学説明会、進路講話などの進路関係各種行事をとおしての進路学習の指導の充実を図った。


 A
 

(2)HRT・学科・教科との連携を図る。
 

 LHRなどのための資料の充実と提供。企業訪問・先輩と語る会、インターンシップ、小論文指導などを各学科や教科との連携をとりながら実施した。


 B
 

(3)育友会および地域との連携を促進する。

 育友会進路推進委員の参加による就職面接指導の実施ならびにインターンシップでは企業との連携を図った。

 B
 




 環


 境


 管


 理




 

(1) 校内外美化の推進


 

@早朝と放課後の清掃活動及び月例の大掃除、校庭の草木の手入れなどを行った。
AMSリーダーズ、運動系の部活動、インターアクト部による月1回程度の校外清掃を行った。


 B

 

(2)防災活動推進
 

@生徒、職員に防災意識の高揚を計るために2回の防災訓練を行った。

 B
 

(3)環境教育


 

@学校版ISO14001(岐阜県版)の手法を取り入れた環境学習を行った。
A興文中学校1年生を対象に環境に優しいものづくり体験を行った。


 B

 

(4)地域との連携



 

@年2回、本校の生徒と地域住民の方々との交流を深め、環境意識変える目的で校内外の清掃活動を行った。
A興文中学校1年生と本校3年生代表との交流による 「協働体験」で、環境に優しいものづくり体験を行った。



 B

 

 健

 康

 体

 育

(1)生涯スポーツの基礎作りと体力の向上

@ 生涯スポーツの基礎作りとして一人一人の能力・適性等に応じた指導法の工夫

 B
 

(2)自主的に健康を管理・改善できる能力の育成
 

@ 食生活等の生活習慣(食育)や健康診断や体力テスト等により、健康把握を行い、自主的に健康を管理・改善できる能力の育成
A 危機管理体制の確立を図り、安全教育の充実を図る

 C


 A








 情


 報


 図


 書









 

(1)心豊かな人間性の育成をめざし、生徒があらゆる機会とあらゆる場所において本と親しみ、本を楽しむことができる環境を整備し、読書指導にあたる。

@図書資料の充実を図り、生徒の学習に資する。その選定にあたっては、自己教育力を育てる学習センターとしての図書館の使命に留意し、十分工夫する。
A本と親しむ機会をつくり、読書の楽しさ、すばらしさを体験させ、読書の習慣化を図るため、国語科と協力して校内読書感想文コンクールを実施する。
B「図書館たより」の発行。




 B


 

(2) 学習・情報センタ−として図書館の施設・整備の活用を図り、情報化社会に対応した図書館教育を推進する。

@開かれた利用しやすい、魅力ある図書館づくりをめざし、新図書館管理システムの導入による活性化を図る。
A教育メディアのマルチメディア化に対応した図書資料の充実に努める。
Bレファレンスサービスの一層の充実を図る。



 B

 

(3)DAIKOUネットのシステム整備および職員の利活用を推進し、さらなる校務の効率化を図る。

@DAIKOUネット内の職員用ファイルサーバを再整備し、システム利用に関する研修会を実施する。
A運用に関するヘルプ体制を整備するとともに、常にネットワークの状況把握に努め、障害発生時には復旧に向けて迅速に対応する。



 B

 

(4) 学校間総合ネット及び校内LANの有効利用に関する研究を推進するとともに、具体的な運用を通して、生徒・職員の情報活用能力の向上をめざす。

@職員への研修会や情報提供を通して、岐阜県まるごと学園学習室のコンテンツ等を利用した校内LANアクセス用パソコンや学習支援用パソコンの授業での活用をさらに推進する。
A接続設備の運用管理を行うとともに、県教委研修管理課と連携し、ネットワークの有効活用について研究を継続する。




 B


 





 特


 別


 活


 動




 

(1)生徒会活動や校内外への積極的な参加を図る。

 

@委員会活動の活発化を通して、自主的に生徒会活動に参加させることができた。
A活動に無関心な生徒への、活動の重要性を集会、広報紙等を通して訴える必要がある。
B校外へのボランティア活動の今後の継続したい。



 B

 

(2)生徒会行事や部活動への積極的な参加を促し、自己成就感や達成感を育む。

@文化祭への取り組みを通して、自己の達成感・満足感を味わ合わせることができた。
A部活動では運動系の部や工業系の部が全国・東海大会に出場する等素晴らしい成果を残した。


 B

 

(3)生徒の自主性を育てる。
 

@議会を中心として、委員会、クラスの連携を重視した。
A生徒会執行委員には企画段階より生徒達で行わせ、全校の見本となるべく活動をさせた。


 B
 

(4)ロングホームルームを通じて、将来の自己実現と自主的な態度を育てる。

@クラス役員決めや文化祭のクラスの取り組みを話し合う中で、自分の役割を知り、実行できる生徒を育てることができた。
 


 B

 





 工



 業






 

(1)「資格取得」の推奨     
 

@教科内指導や朝や放課後の指導を行った。
A卒業時の特別表彰やジュニアマイスターの推奨を図り資格取得の動機付けを行った。


 B
 

(2)「ものづくり」教育の推進

 

@各専門科で「岐阜県ものづくり大会」に向けて指導を行い、デザイン部門で最優秀賞を受賞した。
A課題研究発表会を全校単位で実施した。
B各種ロボット大会に積極的に挑戦した。


 B

 

(3)地域との連携





 

@興文中1年生全員を招いて、各専門科に分かれ「協働体験」(環境についてをテーマ)を実施した。
A西濃地区の小中学生対象に「マイコンカーコンテスト」及び講習会を実施した。
B「小・中・高ロボットコンテスト」の西濃地区の講習会及びコンテストを実施した。
 



 A



 
(A・・・実施できた B・・・ほぼ実施できた C・・・あまりできなかった D・・・できなかった)

○外部評価結果
 課    題



「能力に応じた指導」「多面的な評価」については「あてはまる」「ややあてはまる」という答えが7割を超えるが、「授業の工夫」「選択授業・少人数授業」については6割しかない。「わからない」という答えも多いので、学校の情報がうまく保護者に伝わっていないという課題が見えてくる。

「いじめや差別を許さず、厳しく対応している。」の項目の評価が低かった。

生徒に適した進路情報を示し、
生徒の可能性を引き出そうとしている。
生徒の進路希望に沿った適切な進路指導をしている。

生徒の活動状況が外に見えてこない。


 

◎改 善
対応状況



「授業の工夫」については、ホームページや学年だよりなどで授業を工夫して実践した実例を紹介したり、工夫がされていると実感できるような授業を実践する必要がある。公開授業での研修内容として心がける。
「選択授業・少人数授業」については、2・3年生において普通教科・専門教科にわたり、多くの少人数授業が行われており、多様な形態での授業が行われていることを、保護者懇談などを利用して説明していきたい。
迷惑行為(いじめ・暴力行為)の発生件数は減少しているが、表面化しにくい問題行動であり、今後、より一層の人権教育を推進したい。
情報の提供そのものよりも、利用の仕方の指導を充実することを今後の重点課題にしたい。
HRTを通じてよりきめ細かな指導ができるように学年会との連携を強めていきたい。
広報委員会の活動で、校内には生徒の活動状況を報告したが、学校ホームページ等に載せる等、外部への掲示をもっと多く取るように心掛ける。
 

 総
 括
 ・
 課
 題


(1)学校行事検討委員会を中心に諸行事の見直しをはかった結果、来年度の予定は今年度より大幅に授業時数の確保ができた。今後も従来どおりという固定観念を払拭し、学校行事の見直しを進めていく。
(2)昨年度作成したシラバスについて、すべての教科で全面的に見直を行い、来年度当初の授業でのガイダンスに利用する。合わせて、授業評価のあり方についても研修を推進していきたい。
(3)教科担当者会議などを通して生活指導と学業指導の連携が図れた。今後もさらに各分掌間の連携を図っていきたい。