先達の教え               

 

 




信州の巨星・原敏先生

 

 

@監督の意図を選手が実行できるチームづくり

 かどうか。

 

 どんな特徴が、勝ちを呼び込むか。どんなバ

 レーが負けないバレーか。どんなカラーが、

 意図する攻守と噛み合っているか。

 

 

A練習、練習試合、合宿のはこび方。

 ○大会前の合宿は、徐々にあげてゆく。逆に

  しない。

 ○練習は、正しいものを多くやる。間違った

  ものはいくらやってもダメ。正しいものを

  みきわめる。練習本数も同じ。正しい回数

  をやる。1000本パス、 300本ではまだ無駄

  な力が入っている。1000本やると美しくリ

  ズミカルなパスになる。

 ○練習試合は課題を2〜3あたえる。時には

  自主的にやらせる。作戦を選手がたてる。

  監督もわかるように仕組む。選手が相手の

  チーム、ベンチ、あるいはゲームの流れを

  つかめるように訓練する必要がある。

 ○練習試合では「以心伝心」を訓練する。お

  こるだけではダメ。「そうだ、そうだ、そ

  れでよい。」と言ってやる。選手が「なる

  ほど、よしっ」と思えることを。くりかえ

  せば「以心伝心」ができてくる。

 ○基本はひとつ、常に一貫性のあるアドバイ

  スを。選手の欠点を直す自信がなければ言

 






左記を参考に

 

 ★監督にどのようなバレーをすると

  いう意図があるか。チームカラー

  のはっきりしたチームづくり・・

 

 

 

 

 

 ★監督がバレーの技術理論をもって

  いるだけでなく、見通しが実感で

  きることが大切。

  うな。言えば迷わすだけ。選手の欠点を口

  にする以上、直す確信と誠意であたり、本

  人も直せると思わせ、心に傷を負わせない

  ように。

 ○レシーブ範囲の指示は、できそうな範囲を

  しめす。できたら認めてやる。

 ○フォームの矯正はむずかしくしない。固く

  しない。変わろうとする努力を大事にして

  やる。教える方の確信と誠意が必要。指導

  者がどう直すのか「苦しみきって」から結

  論をだし、直せる確信をもって、手順をみ

  きわめる。

 ○声をかけることは技術である。とくにその

  タイミングは大切。

 ○こわさ、痛みのない技術が優先。

 ○本物の技術は全体の流れのなかで見る。部

  分練習ではダメ。

 

B選手づくり

 ○キャプテンやセッターに監督の意図をわか

  らせる訓練をしているか。相手を分析する

  能力・技術・度胸を練習で身に付けさせて

  いるか。

 ○レシーバー、セッター、アタッカーは、能

  力が天与のもの限られるが、いずれにして

  もオールマイティーはありえない。80点つ

  けられるエキスパートをつくる。ほかは20

  点でよい。

 ○サーブ、サーブカット、レシーブは能力に

  関係なく、実力を伸ばせる。

 ○自分たちのチームのサーブ権のとき。相手

 

 

 

 

 ★すべてを拾おうとしてはいけない

  が、簡単にすててもいけない。

  チームに精神的不安をもつ者あり。それを

  見抜く選手づくり。

 ○相手チームのサーブ権のとき。自分たちの

  チームが、サーブを待つ時間に精神的不安

  を持つ選手あり。精神的要素がおおきいの

  で、技術のコンビ、気持ちのコンビ、守備

  範囲の確認などをやっておく。

 ○セッターは、ゲーム中に誰を使うかの判断

  が大切。基本的な使い方、相手の特徴に対

  応した使い方、逃げ切りたいゲームでの使

  い方、追込み態勢での使い方ができるよう

  に作っておく。

 ○相手チームのサーブを見て、味方のレシー

  ブや、チャンスからの返球、レシーブが予

  測できるようにつくる。(むずかしいこと

  ではない)

 ○セッターは、相手コートに背を向けて、相

  手チームの守備陣形、ブロック、ローテー

  ション順、自分のアタッカーと相手ブロッ

  クの組合せが「感じられる」こと。

 ○自分の監督の眼から感じること、相手の監

  督の眼から感じることをトスまわしに反映

  できるセッターをつくる。

 ○監督のひらめき(選手の使い方、トスの離

  し具合)とセッターのプレーのずれを修正

  しながらつくってゆく。

 ○指導者とセッターが一体となれば、フォー

  ムはすぐできる。読み、勘の訓練は時間と

  経験の積み重ね、頭の訓練が必要となる。

 ○あがるのは、できるか、できないかわから

  ないことがたくさんあるからだ。できるこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★セッターのレシーブ力があがると

  よく予測できるようになる。

 

 

 ★ゲームのキャリアが大切。

 

 ★必死だと見える世界。教え込んで

  もいいが、ちょっと違う。これは

  すごいヒントになった。

  とをしっかり自分のものにさせてやる。

 ○チームの非常事態に、選手がキャプテンの

  顔を見て声が出たり、しのぎの場面で選手

  が頼りにできる人をキャプテンとしてつく

  っておくこと。

 

C試合前日までの仕事

 ○監督自身、相手が見えない、読めない、読

  めているが長所・短所がはっきりしない・・

  ではどうする。

 ○自分の選手の状況がわかっている。

 ○明日の試合相手のみきわめ

  ・サーブカットのへたな選手は誰か。

  ・レシーブの死神は誰か。

  ・フォーメーションの弱点はあるか。それ

   は何か。穴があっても動きでカバーして

   いるかどうか。

  ・エースのスパイクコースは。

  ・ブロックの弱点は。

  ・セッターの力、攻撃の特徴は。

  ・接戦に強いか、弱いか。

D試合前、ゲーム中、試合後の監督

 ○精神と肉体を試合前の短時間でどうしてお

  くか。指示なくても準備をしている選手で

  あるか。

 ○相手のいやがることを考えておくのも悪く

  はない。

 ○勝負どころ、腹をくくる。相手を判断し、

  思いつきでなく、選手が実行できること。

 ○どたんばの指示、練習試合でもやっていな

  いことは不可能。前出の「以心伝心」の仲

 

 

 

 

 12 タイムアウトで選手が

 話しする時間があるか。タイ

 

  で言えることを言う。「なるほど、よし」

  と思えることをピリッと言う。多くを言う

  のは監督業を知らぬバカ。

 ○タイムアウトは、負けているときは、多く

  は言わない。心にひびく一言を。

 ○大事なゲームの前、タイムアウトで言うこ

  とは事前に考えておく。その時の感情でし

  ゃべるのは最低。

 ○勝負事は迷ったら負け。野球なら9回2ア

  ウト満塁でピッチャーバッターが打席、監

  督は「警戒」するか、「こんなのに打たれ

  るのは3年に1度、思い切って」投げさせ

  るか。

 ○相手の1番イヤなときにとるタイム。相手

  を観察すること。敵に塩をやってしまうこ

  ともあるから要注意。

 ○1セット勝ったあとの指示は、そのままい

  っていい相手と、逆の手にすべき相手あり

  うしろに守って、軟打にヤマをはる。後ろ

  へ打って、前を攻めるとか。

 ○勝ったときは、相手のよい点をほめておく

  と、選手は心でそれを消そうとする。

 

E指導者としての自分を見る

 ○絶対迷わない。迷ったそぶりをしない。信

  念をつくるために、哲学的・宗教的思考を

  修練する。

 ○バレーばかりやっていてもバレー馬鹿にな

  るので注意する。どんなことでとでも、一

  流、一級品を見聞すること。

 ○本を読む。自分の器を大きくするために、

 

 ムで何を変えようとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★このコトバでピンとくるかどうか

  も考える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★消えると、次のときあぶない。

 ☞選手が消す?

  授業の合間に本屋へ行かない指導者はダメ

 ○選手への話は、深さと高さが必要。選手が

  聞いて「またか」ではダメ。どんな話が聞

  けるか期待させる。同じことは、角度を変

  えて話す。同じことは他の人から言っても

  らう。

 ○スポーツ意外の分野の人、何かに一途に打

  ち込んでいる人の話しを聞かせる。

 ○知恵と表現力が大事。コトバをさがし、説

  得力をつける。常に新鮮になるために、頭

  と心のトレーニングをする。

   どっちでもよいことはどっちでもよい。

  肝心なことをきちっとまとめて話せるよう

  にしておく。

 ○私の信条・・・・カバーリングの心、これが、

  バレーに取り組む心構え。

   その心構えをわかってもらうために、何

  を指導するか。

  ⒜相手の気持ちがわかり合える仲間になる

   自分の気持ちを殺して、味方を生かすこ

   とによって、自分も生きる喜びを、みん

   なが、一人一人が大切にする。

  ⒝悲壮感、難しさ、しごきを排除

   一人一人が楽しさが味わえているか。明

   るく楽しくを第一に。痛さ、こわさは正

   しい技術によって克服できる。

  ⒞全員が共通の目標をもつ

   おなじ目標でなければ、言ったことが仲

   間に通じないことがある。

  ⒟全員がチームの約束を知っている。

  ⒠各自が任務・役割をわかっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★バレーは愛、雑草軍団、小さな勝

  利の繰り返し・・・・キャッチフレー

  ズは自由

 

 

★生徒にする話しのなかに、徹底力

  あり。監督への信頼が基本。

  監督の研究熱心さと、信念、強い

  意志が生徒をひきつける。

 

 

 

 

 

★監督にどのようなバレーをすると

  いう意図があるか。チームカラー

  のはっきりしたチームづくりの具

  体例である。

 

 

  ⒡味方のミスにいつも備える心で。

  ⒢チームのキャッチフレーズをつくる。

 

 

 

 

伊勢の神仙・世古明先生

 

@0のバレー

 (−)はいらない。ミスをどれだけ消すか。

 (+)を求めれば、(−)がついてくる可能

 性が高い。(±0)でよい。極端に言えばパ

 スで返球しつづけて勝つ。すべて拾えば勝て

 る。相手のミスを待つ。イチかバチかで強く

 攻めてのミスは0のバレーではない。

A 05のバレー

 レフトエースが相手チームのライトブロッカ

 ーの右手だけにあてるブロックアウトに撤し

 て勝つ。たとえば、本気でそれに撤したら実

 際に勝つのであり、勝つならば何かに撤する

 

 

必要があるということ。指導者にも、チーム

 にも選手にも徹底力が必要。速攻ならば、3

 セット目の 14-15でもクイックで切れること

 ができるか。

 

Bトスで攻めない。アタックで攻める。

 誰が打つかが戦術でなく、どこへ打つか、ど

 んなボールを打つかが問題である。

 

C千本パス

 パスが基本。遠くへ、リズミカルにとぶパス

 ができることが基本。これができていないと

 

負ける原因が残る。パスのリズム・タイミン

 グは、すべてのプレーに通ずる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★コンビのチームが陥りやすい穴。

  これがわかっていれば速攻も可。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★辛抱強くやってみないとわからな

  い世界。

 

 

Dゲーム運びは基本。

 ゲーム中の心理の変化は、ある程度の法則が

 ある。点数とミスの内容によって精神力が変

 化するが、わかっていれば有利にゲームを運

 べる。これは、小学生から国際試合まで共通

 だから、基本としてはやく教える。とくにツ

 メのゲーム運びは大切。

 

Eいい選手に負担をかける。

 野球でも、小・中・高ではだいたいエース投

 手は4番打者。打の要は、ブロック・レシー

 ブでも負担をかける。

 

Fへたな者は見たボールを取る。うまい者は読

 む。

 

G立っとったら沈む。沈んどったら立つ。

 構えの姿勢の問題。

 

H2段トスは流れにまかせる。

 レシーブに対し、鈍角の方向へ2段トスをつ

 ないで打たせる。

 

Iアンダーハンドの2段が大切。

 

Jブロックは相手のつま先を見てとぶタイミン

 グをおぼえる。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★レシーバーは、ためて拾えるよう

  に、ひきつけて。

 

 ★ボールを読みやすい姿勢で待つ。

  選手が選ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★立て直して攻撃する時間をつくる

 

 ★ブロックのタイミングこそミソ。

K要・要のレシーブ

 「カナメ・カナメ」のレシーブがよいと攻撃

 のバレーができる。レシーブがよければ攻撃

 は豊富。

 

L苦しみ損はするな。

 苦しみはよろこびの貯金(前出)。あるいは

 1日のよろこびのために1000日泣け、苦しみ

 やイヤなことを迎えにゆけ、苦しみを乗り越

 えると大きなよろこびがくる、とがんばって

 いても、中途半端な苦しみ方では夢をかなえ

 られず、かえって苦しみ損となる。

 中途半端がもっともいけない。

 

Mコート内の練習は3割

 

N人生はやり直しのきかぬ勝負(前出)

 

O自分を裏切れ

  毎日つきあっていると選手のがんばりを認

 めたり、妙に「かわいく(笑)」思えたりで

 「よくぞここまでうまくなった」とか「まぁ

 毎日よくがんばるわ」と感じてしまいがちで

 す。何かミスをした時に、「もともと素質は

 なかったでなぁ」と思ったりもします。特に

 監督自身に頑張ったという自覚が強いと、あ

 るレベルまで到達したチームを、それ以上伸

 ばせないことがあります。

  自分の経験・満足・記憶を切り捨てるべき

 です。自分の監督としての感覚を裏切ること

 ができれば、客観的に自分のチームをみるこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★これくらいわかりますよね。

 

 ★私も、あなたも、コートの選手も

 ともできるし、引き上げるべきレベル、必要

 な練習、監督としての姿勢も見えてきます。

 これは、監督がもっとも陥りやすい欠点です

 が、同じように、選手も「自分を裏切る」こ

 とが必要です。可能性をひきだせる選手は自

 分の努力を振り返りません。

 

P大きかったら 2:2、小さかったら 3:3

  大きい選手にはそれなりの負担をかけ、小

 さい選手では、小さい選手でできるバレーを

 する。

 

Qできることしかやらせない。できることをし

 っかりできるようにさせてやる。

 

R球を選ばせよ

 つなぐか、攻めるか、トスで判断する。

 

S一番こわいのは「いつも優勝をねらっている

 監督」。

 選手を見て目標を決めるようでは、ろくな監

 督ではない。どんな選手でもいつも優勝をね

 らう監督の執念がもっともおそろしい。監督

 よりも、選手が優勝をねらう気持ちを本気に

 させられるのか。

 

 

 

 

バレーは愛

水上勝秀先生

 

@バレーは愛

 バレーボールで何を教えるか。人間性の向上

 をはかってやる。礼儀、思いやりの心、感謝

 の心、忍耐力などをつけてやる。それをつけ

 

 

 

 

 ★「自分をあきらめない」「自分の

  可能性を否定しない」

 

 

 

 

 

 

 

 ★原敏先生の「なぜ、試合であがる

  のか」と共通です。

 

 

 ★考えて打てる習慣をつける。

 

 

 ★ベスト4をめざせば県大会の 12

  回戦で負ける。優勝をめざしても

  ベスト4にしかなれない。ベスト

  8をめざせば県大会出場で終り。

  全国で2つ勝つ気がないと県で優

  勝はできない。

 

 

 

 

 

★この@Aについては、心のバレー

  にまとめてある。

 てやる仲間と先生の愛が基本。

  プレーにはその選手の性格がでる。一流の

 プレイヤーをめざすと同時に、一流の人間た

 らしめる。たとえば、苦しいことを自分から

 かってでる。苦しいことも慣れると当たり前

 のことになる。

  バレーは人間教育をする題材に事欠かない

 ので、それを前面に押し出して教える。

 

A「陰は陽に勝てない」

 明るい人間になる。悲しいときも、苦しいと

 きも、困ったときも乗り越える明るさ。苦し

 いときでも笑顔でプレーする習慣を身につけ

 る。たとえ、14:0で負けていても、勝ってい

 るときのような笑顔でプレーする。プレーが

 うまくいかないとき、明るく向かってゆく。

 

B技術の向上を支えるもの

 ・理想的な練習をつくりあげる。理想的な練

  習とは、楽しさのなかにピーンと張りつめ

  た緊張感があるべき。

 ・つねに自分の内からわきでてくるやる気が

  練習を支えているという自覚。強制されて

  いないという気持ちにさせる。

 ・楽しさがある。バレーが好きで練習が楽し

  い。仲間とバレーができる楽しさがある。

  技術がどんどん向上する楽しさがある。体

  を動かし、汗を流した爽快感がある。

 ・目的意識がある。勝ちたい。上手になりた

  い。

 ・信頼感でつながっている。指導者と生徒、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★元諏訪双葉監督「立石巌先生」の

  コトバ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★本当は監督がすべてをつくってい

  る。しかし、選手に「毎日、私た

  ちが努力して作っている、自分た

  ちのバレー」と思わせる。

  生徒同志、指導者と親に信頼関係がある。

Cプレーに通じる人間像

 仲間を大切にすることは、カバーに通じる。

 見ている人が感動するくらいの粘りをみせる

 ことが大切。

  基本は、与えられる愛、受ける愛ではなく

 「あたえる愛」だから、フォローされる幸せ

 よりもフォローする喜びを見いだす。

  あたえる愛は先輩・後輩に間でも同じ。後

 輩を愛する気持ちが先輩にあれば、後輩はそ

 の一生懸命さに感じてついてくる。後輩の先

 輩への愛があれば、先輩を尊敬し、慕い、一

 生懸命尽くせる。先輩は「世界で一番かわい

 い後輩」と思う。

  思いやりのある人間になる。自分のことで

 精一杯にならず、自分の感情が吹き出さない

 ようにする。出してはいけないコトバ・感情

 や表情がでないように、自分の感情がコント

 ロールできる。いつも自分を見ている人の気

 持ちを考えて行動できる。

  信じることのできる人間になる。不信、不

 平不満、グチ、陰口、言い出したらきりがな

 いことは胸にしまって、チームや仲間、先生

 を信じてがんばる。

  感謝と尊敬のできる人間になる。中途半端

 にがんばる選手は生意気になる。死ぬほどが

 んばってきた選手は謙虚になる。がんばった

 選手ほど、ライバルへの尊敬、先生や父兄、

 仲間への感謝ができる。

 

D出会い

 

 

 ★心が通じるようになる原点は、楽

  しい遊びでなく、必死のつなぎの

  中から生まれてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★謙虚になるまで、ハードな練習を

  行い、それを乗り越えさせる。

  同じ高校に入学して、バレー部に入った仲

 間という出会いもあれば、練習試合で1回か

 ぎりとなる出会いもある。知り合った人とは

 もう2度と会わないかも知れないし、一生つ

 きあうような友人になるかもしれない。「め

 ぐり合い」を大切にすれば、1回限りの貴重

 な出会い、あるいは一生のつきあいとなる大

 切な出会いを見逃すことがない。ところが、

 その気がない、心が開いていないと、何も感

 じない出会いになってしまう。

  コートで心を閉じている人には、出会いが

 少なく、チャンスが逃げやすい。コートの中

 で仲間の気持ちのわかる選手が、出会いのチ

 ャンスをものにできる。それが心というもの

 であり、出会いが自分の成長を助ける。

 

E監督はどうあるべきか

 ・ひた向きさ、情熱があればタイプはいろい

  ろで結構。勝たせてやることと、控えの選

  手にまで目が届くこと、選手のことを第一

  に考えること・・・・大切なことは多い。

 ・選手の力を分析する能力、練習を工夫する

  こと、発明好き、研究熱心、練習が好き、

  指導力のある先生を見抜いてついて回る。

  自分を高め、練習の質を高める努力を怠ら

  ない。

 ・生徒のいいところ見つけるのがうまくなる

  こと。

 ・叱ること、ほめることのバランスをもつ。

  怒るときは本気で、しかし冷静な目をもち

  選手のことを考えて。たたくなら、それを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★恐い監督、優しい監督、ねちっこ

  い監督、さっぱりした監督、明る

  い監督、暗い監督、わがままで自

  分中心でもよい・・・・・・明るい監督

  が生徒には好かれる。ユーモアが

  うまい先生がよい。

 ★「若いのに見所がある」のか「最

  近の若いのは・・」か。ドライでな

  く、「義理人情」の世界。

 ★負けたり、ミスすることで、嫌い

  になったり、生徒の欠点さがしを

  してはいけない。こうしてバレー

  ができるのも、今の選手がいてく

  れるおかげ。監督がどんなにいば

  選手が感謝するくらいの関係が必要。おび

  えさせてがんばらせるのは長続きしない。

  ほめてうまくいく選手は徹底的にほめる。

 ・自分たちの力でがんばるチームに仕立てあ

  げる。やらされるバレーと、自ら作り上げ

  るバレーの違い、楽しさを教える。監督が

  いなくても変わらない練習ができる。

 ・生徒の性格の違いを理解し、画一的な指導

  をしない。生徒によっては気長な指導をす

  る。簡単にやめさせない。

 ・監督の年齢によって指導法は変化し、生徒

  の反応も変わってくる。何才でも人間的魅

  力を自分で意識すること。

 ・どう話したら理解させられるか。人によっ

  て理解度、身体の使い方が全然違う。自分

  の感覚だけではダメ。同じことをコトバを

  かえて言う。

 ・長い話は必要ない。短く要点をズバリ言う

  べき。特に女子の指導者はしつこく話をす

  るのがいいとされてきたが、すべて正しい

  とは言えない。

 ・できていないことがあれば、何度でも集め

  徹底をはかる。

 

Fチームづくり

 ・集中力を持続させる。集中力の持続が勝負

  であることを教える。1日中集中できるよ

  うにする。10点以降は、集中力の勝負。

 ・息抜きするところをつくる。

 ・声を大切にする。いつも声がでている。声

  がつづくことが集中力のつづく証明。

  っても選手がいなければタダの人

  である自覚を持ち、いつも選手に

  感謝すること。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★サーブカットは肩を開くな=肩で

  取ればミスしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★練習のなかで、プレーの終わった

  者、ボールから遠い者が集中でき

  るようにする。

 ★練習後は練習中と違う顔になる。

  負けてもグジグジしない。遊びを

  たくさん企画する。

 ・控えの選手を大切にする。

 ・バレー大好き集団をつくる。

 ・メンバーが悪くてもすべて拾えば勝てるこ

  とをわからせる。

 ・県下No1のものをつくりだす。

 ・父母の協力なしではスムーズな活動はでき

  ない。理解とバックアップをお願いする。

 ・勝てそうなとき熱が入りすぎない。選手が

  萎縮するほど怒りすぎないこと。

 

G練習方法

 ・目的のある練習をする。どんな練習でも、

  何にもっとも注意するかを理解させる。

 ・アイデア豊かな練習、マンネリ化しない。

 ・ゲームのひとコマを取り出して練習メニュ

  ーにいれる。

 ・練習はその時の気になるところ、一番悪い

  ところを中心におこなう。

 ・テーマを決めておこなう。

 ・自分たちでボールをだすことができる。

 ・約束事ができないときはペナルティー。

 ・遊んでいる者がいないこと。

 ★控えをしっかりさせること。

 

 

 

 ★声、技術、笑顔、粘り・・何でも

 

 

 

 

 

 

 ★足の構え、手の位置、目の動き、

  ボールの回転、指の使い方、体重

  のかけかた・・・・・

 

 

 

 

 ★週間テーマ、月間テーマ。

 ★その方がうまくなる技術もある。

 ★前もって決めておく。

 ★底上げをし、全員が満足できる。