平成17年度    自 己 評 価 結 果

岐阜県立華陽フロンティア高等学校 定時制課程           

学校番号

6701

 

学 校 教 育 目 標

本 年 度 重 点 目 標

(1)      高校生としての基礎的・基本的な知識や技

能とともに主体的に学習する意欲や態度を確実に身に付けさせ、一人一人に心豊かでたくましく「生きる力」をはぐくむ。

(2)      健康で安全な生活を送るため基礎体力の向

上を図り、心身の健康な保持増進に努める。

(1)      生徒の実態や社会の変化に柔軟に対応し、活力あ

る学校経営を推進する。

(2)      人間性を磨き、教師としての資質能力を高める研

修を充実する。

(3)      評価規準を明確にして、基礎・基本の定着と主体

的な学習態度を育成する。

(4)      豊かな人間性と集団や社会の一員として自主的、

実践的な態度を育成する。

(5)      「個性と責任」の原則のもと、信頼と愛情を基盤と

して生徒理解に徹する積極的な生徒指導を充実する。

(6)      自らの進路を主体的に考え、選択・決定できる能

力や態度を育成する。

(7)      健康の保持増進と安全教育の充実に努める。

 

領 域

重 点 課 題

具 体 的 方 策

評価

(1)一人一人の良さや

可能性を伸ばす。

@年3回の教育相談週間と履修指導を通して、生徒との対話を図り、意欲的に学校生活を営めるように努めている。

(1)家庭との連絡を

にする。

 

 

@インターネットや携帯ホームページを活用し、学校からの情報を発信する。

A各教員のメールアドレスを公開し、生徒個人との連絡や相談が常にできるようにした。

B欠席等が多くなった生徒の家庭とは絶えず連絡を取り合う。

(2)保護者が授業を参

する機会等を設ける。

@広報活動を積極的に行い、学校公開の日を設定し、文化祭などの行事なども参観してもらうようにした。

(1)分かる授業への改善を目指す。

@全職員による情報機器(IT)を活用した公開授業を年2回行い、生徒が興味関心を持ち、自ら考え取り組むことのできる授業が行えるよう改善を目指している。

A生徒の視点を生かした授業改善として、全生徒を対象に授業ごとのアンケートを実施し、生徒の学習意欲を明らかにするとともに、研修会等を通じて、今後の授業改善に役立てることとした。

(1)生徒指導の充実を図る。

 

@生徒との対話を通じて、生徒理解に努め、頭髪や服装については、行事等を通して、その場にふさわしいものとするよう指導している。

(2)教育相談体制の確立に努める。

@教育相談専門医、臨床心理士、教育相談専門員によるカウンセリングを実施し、常時相談できるように配慮している。

A1年次生の5クラスを8クラスに分割し、少人数のホームルーム態勢をとることで、生徒把握を確実にした。

B全クラス2人正担任制により、きめ細かな生徒把握ができる態勢づくりをした。

(1)進路指導の充実に努める。

@生徒、保護者向けの進路だより「ガイダンスアンドサポート」の発行を通して進路意識の向上に努めている。

A進路指導室を常時開放し、進路情報の閲覧及び提供ができる態勢をとった。

健 安

康 全

管 指

理 導

(1)生徒への連絡の徹底を図る。

@部ごとに時間差で登校してくる生徒への情報伝達手段として、携帯ホームページを活用して連絡の徹底を図るようにしている。

(2)保健室の利用について

@養護教諭を2人配置し、生徒が登校している時間帯には、必ず1人の養護教諭が常駐しているよう態勢を整えている。

(1)ボランティア活動に積極的に参加させる。

@校内清掃や年に2回の学校周辺の清掃活動を通して、奉仕の精神を少しでも養えるようにしている。

(A・・・よくできている B・・・できている C・・・あまりできていない D・・・できていない)

○外部評価結果

課    題

・家庭と連絡がとれない状況にある生徒が大変多く、必要な連絡事項が伝わらなかったり、家庭からの提出物が、なかなか提出されない状況が多く、担任として苦慮している。

 

 

◎改  善

対応状況

・家庭の電話番号だけでなく、許可を得て本人や父母の携帯電話の番号も担任に届け出させ、確実に連絡がとれる状況にしたが、それでも不十分である。そのため、各担任が学校でのメールアドレスを公開し、また、生徒のメールアドレスも届け出させ、常に連絡ができるようにした。

・「分かる授業」の実践を目指し、いろいろと試行錯誤を試みているが、生徒の学力にかなりの差があるため、どれほど理解されているかがつかめない現状があった。

・授業アンケートを実施し、生徒の授業に対する姿勢と授業に対する思いを明らかにし、後期の授業からの改善に役立てした。

 本校は、過年度生や小・中学校時代に不登校を経験した生徒など、多様な生徒が在籍している。

本校の教育方針や学習指導、生徒指導、健康管理に対しては概ね理解を得ている。しかし、家庭との緊密な協力関係という点には課題が残った。学力については、個人差が非常にあるため開校以来、習熟度別授業、少人数授業をはじめとして、学校設定科目「演劇表現」などさまざまな選択科目を編成し、生徒の学力向上に努めてきた。

また、教員の授業改善を図る目的と生徒に授業に興味・関心を持ってもらうために、全教員を対象に年2回のITを活用した授業公開も実践している。今年度は生徒が本当に授業を理解し、今の授業に満足しているかという点について、全生徒を対象に実技科目を除くすべての科目で、「授業アンケート」を実施した。その結果は、(1)授業内容については、80%近くの生徒が理解できると答え、これは学年が上がるにしたがって理解度が増している。しかし、自分が履修している科目自体に対する興味・関心についてはやや低い結果であった。(2)自分の授業態度について、教師の質問に積極的に答えようとする姿勢については、やや欠ける傾向が見える。

この点については、教師側がいかにして興味・関心を持たせるかを研究する必要がある。また、教師の話し方や授業を進める速さ、さらには、説明する仕方についても、生徒は概ねよいと考えているが、まだまだ研究の余地はある。