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東日本大震災ボランティア
 10月中旬にボランティア団体「復興支援!ボラバスねっと・かにかも(代表:桂川博文氏)」より、同団体主催の『東日本支援可茂地区高校生ボランティア派遣隊(仮称)』への参加募集があり、学校全体に参加者を募ったところ、30名近くの生徒が希望しました。
 その中で抽選で選ばれた12名の生徒が、11月11日(金)夜から13日(日)早朝にかけて、岩手県陸前高田市でのボランティア活動に参加しました。
出発前に教頭より激励を受けました 災害ボランティアセンターに到着
陸前高田市の現状〜未だに瓦礫や廃材などがいたるところに積み上げられていました
今回の津波の到たち地点に桜の木を植樹しました

 ≪ 参加した生徒の感想 ≫
  • テレビなどでの放映が減っているので復興していると思っていましたが、実際に被災地を訪れてみて、8ヶ月たった今も震災直後と余り変わっていないことに驚き、復興にはまだまだ多くの時間がかかると改めて感じました。
  • 今回行った「桜の植樹」は他の作業と比べて小さなことかもしれないけれど、少しでも被災地の方の役に立てたのではないかと思います。今回見た光景を忘れずに目に焼き付けておきたいと思います。家族や友たち、学校のみんなに「自分たちにも被災地の方々のためになることがある」ことを伝えていきたいと思います。
  • 瓦礫の山、折れた電柱や寸断された道路、線路、さらに生活用品が道路に落ちているのが当たり前のことのようで、実際に現地に行って初めて震災のひどさが分かりました。自分たちが手伝えたことは些細なことだったとは思いますが、このような小さな活動をより沢山、より多くの人で行えば、元の陸前高田市に戻る日がさらに早くなると思います。また機会があれば参加したいです。
  • 今回のボランティアに参加し、自分たちがどれだけ恵まれているかが分かりました。毎日学校で友たちと会えて、勉強ができて、家に帰れば家族がいて・・・当たり間だと思っていましたが、当たり前ではないと気づかされました。これからは何事にも感謝の気持ちをもって過ごしていきたいです。
  • 今回の作業は桜の植樹でした。将来、この桜が大きく成長した頃には、たくさんの人がこの地で生活して、幸せで溢れていてほしいと思います。今回のボランティアに参加できて良かったです。また機会があったら絶対に参加したいと思います。
  • 今回のボランティアでは、昼食は被災したお宅を提供していただき、何カ所かでお茶やお菓子の差し入れをいただいたりと、とてもお世話になり、申し訳なく思いながらも、とても嬉しかったです。この気持ちをずっと忘れずに、これから過ごしていきたいです。また、ボランティアは今回だけではなく、これからも続けて行きたいと思います。
  • 加茂高では30名近くの人が希望したと聞き、参加したくてもできなかった人たちの分も頑張って活動てしてきました。企画者の桂川さんの言葉のように、消極的にボランティアに参加するのではなく、自ら企画できるくらい積極的にボランティアをしていきたいと思います。
  • 桜は傾斜面に植樹したので、不安定な足場で穴を掘ったり、植えるまでの手順が複雑で大変でしたが、この桜が津波の到たち地点を後世まで伝える役割を果たすことを考えると頑張ることができました。
  • 訪れた陸前高田市には考えられないような風景が広がっていて驚きました。今回のボランティアで被災者の気持ちをより感じることができ、自分でも力になれることが多くあると気付きました。貴重な体験ができ、感謝しています。
  • この活動をとおして、震災の傷跡は残っていても全員が一丸となって復興に力を注いでいる姿に感動しました。桜を植えることによって、被災時の様子を強く感じることができました。また、機会があったら参加したいと思うし、他の人にも参加してもらい、今後の自分の人生を変えるチャンスをつかんでほしいと思いました。