リーダーズプラン
2年生理科講演会

 11月12日(木)、リーダーズプラン推進事業として、2年生に対して理科講演会が行われました。

 講師には本校卒業生(昭和56年度卒)で、消せるボールペン「フリクションボール」の開発者でもある千賀邦行氏をお招きし、「常識を覆す化学の不思議」と題した講演をしていただきました。また、ご好意により生徒に1本ずつフリクションボールペンがプレゼントされました。
 
 講演では当時の高校生活や部活動の思い出、大学での専攻、パイロットインキ鰍ヨ入社される経緯などを自己紹介された後、温度変化に連動して色が変わる(消える)色材である「メタモカラー」について、色が変わる(消える)仕組みについて、実演を交えて説明をされました。また、「摩擦熱で筆跡を消すボールペン」が誕生した背景には、メタモカラーを筆記具に応用するためにマイクロカプセル粒子径を小さくすることや変色温度調整剤の温度幅の拡大など多くの試行錯誤があったことを話されました。
 
 最後に、「仕事(人)を通じて教わったこと」として、
    @改良を止めたら技術は止まる。
        → チャレンジすれば何かが生まれる。出来ない理由を探すより、まず行動。
    A突然達成できることはない。日々の積み重ねが 次の力を生み出す。
        → 目標を定めて継続することが大切。
    B失敗ではない。次に成功するための重要な過程。
        → 経験は後に何倍にもなって生きてくる。  と話され、
 『その時、自分ができることは何か?努力して向き合えば、結果はついてくる。』
と後輩たちにエールを送られました。

フリクションボールのCM鑑賞 講演される千賀邦行氏
自己紹介〜高校時代は・・・ 温度で色が変化するグラス〜何色に変わるかな
試験管内の変化は・・・ 指で擦ると色が消える!? 液体が小さな粒に変化
講演を聴く生徒の様子

後輩へのメッセージ

プレゼントされた
フリクションボールペン