平成19年度 2年生進路講話「ニート・フリーターの問題点と正しい進路選択」
1.事業概要
「ジンチャレ!(若者対象の就職支援機関)」から講師をお招きし、生徒の進路選択に関するアドバイスをいただいた。なぜニートやフリーターになるのか、また、どのようなハンデがあるのかなど、具体的な事例を挙げて分かりやすく説明いただき、高校時代をどのように過ごすべきか、アドバイスをいただきました。
2.対象生徒
2年生全生徒
3.実施日時
平成20年2月6日(水)6限 LHR
4.講師
松本 晃 氏 (キャリアコンサルタント)
キャリアプランナーズ 代 表
株式会社ディプライ 雇用創造推進室長
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会 CDA正会員
5.実施場所
多目的教室
6.講話概要
- 現在27歳になるフリーターの男性のカウンセリングを担当しているが、彼の収入では、家賃と食費を払うとほとんどお金が残らず、将来のための貯蓄もできないし、今後収入が増える見通しもない。
- 彼がそうなったのは、高校卒後、目標もないまま、なんとなくコンビニのバイトをやり、なんとなく職を転々とし、現在の状況になった。
- 彼は高校時代の自分に向かって、「どうしてもっと目標に向かって努力しなかったのか。」と言いたいという。高校時代に目標をはっきりさせることはとても大事。
- 高卒の就職率は100%に近いが、若者の失業率は高い。企業側から見れば、卒業後に空白期間が何年かある人より、高校卒業後すぐに、まっさらな状況で入社してくれる人材を選ぶ。そういうチ ャンスを逃さないで欲しい。
- 重要な時期なので、安易に選ばず、自分が何をしたいのか、何が希望なのか、条件の優先順位はどうかなど、よく考えて進路を選んで欲しい。
7.生徒の感想
Q.講演の内容はわかりやすかったですか。
すごくわかりやすい |
わかりやすい |
わかりにくい |
すごくわかりにくい |
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- 例に挙がった27歳の人は、何度か就職しているのにやめてしまい、望んでいないのに、「フリーター」→「引きこもり」→「ニート」と、チャンスがだんだんと減っていき、何もできなくなることが分かった。やはり高校のうちにできることをやらなければならないと思った。
- 職に就いてから「ああすれば良かった」「こうすれば良かった」と後悔している人が多くいるが、そうならないようにしたい。
- 正しい進路選択のためには、早いうちから自分の好きなものややりたいことを探しておかなくてはいけないことが分かった。自分もそろそろ何がやりたいのかはっきりさせたい。
- 「心は高く身は低く、いつも笑顔で真心込めて」の言葉が印象に残りました。社会に出たら自分で進路を決めていかないといけないので、自分と向き合っていきたいと思いました。
- 自分の夢をあきらめず頑張りたい。後から後悔しないように進路選択をしていきたい。
- 目的意識を持つことは非常に大切だと共感できました。