学科紹介 >> 土木科
前大戦と多くの災害被害を被ってきた我が国は、その犠牲を教訓に、先人から学び、社会資本を整え積み重ねてきました。本校では、その土木技術の社会的意義の重要さを自覚し、設計に必要な基礎力学、測量をはじめとした地盤の様子や土の性質を知るための土質力学、水の流れや力を知る水理学などについて学びます。その上で、社会資本(空港・都市・公園・海底トンネル・ダム・橋・鉄道等)の建設・補修・管理を担う土木技術者の育成を目指しています。
土木科の2年生を対象に、レンテック大敬株式会社様より講師をお招きして、小型車両系建設機械特別教育の実技講習会を行いました。生徒は4つの班に分かれ、バックホウでの掘削とホイールローダーの運搬・走行の技術や操作方法を学びました。時折雨が降る悪天候の中ではありましたが、生徒たちは集中して講習を受けることができました。土木科の生徒は、2年生で行う実習とこの講習会にすべて参加し、試験に合格することで、卒業時に小型車両系建設機械特別教育修了証の交付を受けることができます。
土木科の1,2年生を対象に、課題研究発表会を行いました。
3年生は橋梁製作やコンクリートの研究などのテーマ別に6つの班に分かれ、1班10分の持ち時間で自分たちの作品や研究の成果を2年生の前で発表しました。その後、進路決定や進路実現に向けた取り組みや経験談を代表者が発表しました。この内容はオンラインで別室の1年生にも配信しました。少し緊張したような姿も見られましたが、今まで取り組んできたことの成果を精一杯後輩に伝えていました。話を聞いていた1,2年生は、熱心にメモを取ったり質問したりして、来年度以降自分たちがどんなテーマでどのように取り組んでいくべきか真剣に考えるいい機会になったと思います。
各業種の企業で活躍されている先輩方6名をお招きし、会社の概要や仕事の内容、高校時代の経験談や、進路先決定への流れ、社会人になるための心構えなど、たくさんのお話をしていただきました。
生徒たちは熱心に話を聞き、メモを取っていました。
『自分がこれから何をするべきなのかわかった』『コミュニケーション能力の大切さを改めて感じました』『責任感ややりがいを感じられる仕事がしたい』など、今後の進路選択のために改めて考える良い機会となりました。土木科卒業生の皆様、ありがとうございました。
参加していただいた企業様(順不同):東海旅客鉄道株式会社、三和シヤッター工業株式会社、大成ロテック株式会社、中央エンジニアリング株式会社、塩谷建設株式会社
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