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化学技術科とは・・・
 化学技術とは、化学反応を伴って製品をつくったり、成分を測定したりする技術で、私たちの身の回りでは、環境化学、石油化学、医薬品、材料、バイオテクノロジーなど様々な分野で化学技術が使われています。
 携帯電話一つだけでも、液晶や、半導体、ポリマーなどたくさんの化学技術が使われて製品がつくられています。
 化学技術は、私たちの生活にとって欠かせない技術です。

学習内容
 化学の基礎となることから、最新の技術まで幅広く学習します。
 環境にやさしいものづくりを学び、幅広い知識を有した化学技術者を目指します。
 本校学科独自に「環境化学分析」の授業を設定し、高い専門性を追求しています。
 また、進学を目指す生徒には、選択科目が設定されています。

  
 
代表的な学習科目 
工業化学 化学工学 地球環境化学 情報技術基礎


新実習装置紹介【原子吸光分析装置】 (平成29年2月更新)
 平成29年2月、化学技術科の分析実習装置が更新されました。
 原子吸光分析装置は、試料中の金属元素を原子化させて光を吸収する度合いを測定する装置です。それにより試料中の金属元素の濃度をppm(百万分の一)からppb(十億分の一)まで測定することができ、企業の研究室や大学で使用されています。今回設置された装置の分析精度や効率性は、県内の高等学校はもちろん、全国的に見ても極めて特化した装置です。本装置を使用して岐阜工業高校 化学技術科ならではのより専門的な機器分析実習を行います。
実習紹介
 【原子吸光光度計】、【ガスクロマ トグラフ】などの化学分析装置のほか、アルコールを製造するプラント装置などがあります。また、全国でも珍しい【蛍光X線分析装置】があり、原料分析や製品分析に役 立っています。
 学んだ理論を実習や実験によって実際に確かめ、確かな技術を磨いています。
      
 
     
 
代表的な実習科目 
実 習 工業技術基礎 製 図 課題研究

平成29年度 工業技術基礎&化学技術実習の様子
平成29年度 1年生の工業技術基礎の様子です。化学技術の基礎実習・テスター製作実習・パソコン基礎実習の3つのテーマを1年間で行います。


『集合・点呼の様子』

  

『化学技術の基礎実習』

  

『テスター製作実習』

  

『パソコン基礎実習』

課題研究の紹介
 3年生では週に3時間「課題研究」という科目があります。
 先生から授業を受けるという今までの科目とは違い、これまで学習してきた化学に関する知識や技術を生かし、自分たちで設定したテーマについて1年間研究をしていきます。数人のグループ研究です。一番やりがいがあり印象に残っている、という感想が多い科目です。


平成29年度の研究テーマ

【研究テーマが決定した班から順次掲載していきます。】

 No  テーマ名 概 要
@ 光の化学 蛍光剤、蓄光剤の研究
A 実践的な水処理技術 機器分析・浄化技術、公害防止管理者
B 金属酸化物の研究  金属酸化物の性質、七宝焼き
C みその研究 発酵についての研究
D ビオトープ・テラリウムの研究 水質・土壌の分析
E 雑草から紙をつくる リサイクル製紙工程の再現
F イースト菌の利用 バイオテクノロジー、菌の成長
G 被災地避難所でのものづくり 3日くらいでできる事
H マルチメディアの研究 動画・静止画処理、学科・部活PR

平成28年度 研究テーマと内容の紹介

研究テーマ 【光触媒による水質浄化】
 機能性材料である光触媒を研究テーマとした。光触媒は紫外線により表面から電子が抜け出し、表面が強い酸化作用をもつ。そのため自身が安定になるために有機物から電子を奪い分解する。酸化チタン(W)を独自の方法で固定化し、光触媒による水質浄化について研究した。災害時に雨水等が生活用水と使用できるように循環式の装置を製作し、光触媒の機能を検証した。

研究テーマ 【植物からの精油抽出】
 座学、実習で学んだ水蒸気蒸留法を用いて柑橘類の果皮に含まれているリモネンという物質の抽出を試みた。果皮の前処理について刻んでみたり、すりおろしてみたり試行錯誤を繰り返し採取量の増加を目論んだ。 その他にもクスノキの葉から樟脳、ラベンダーからのアロマオイルの抽出を行った。いずれも収量は極わずかであったが、実習で得た技術を発揮することが出来た。

研究テーマ 【トンボ玉の制作】 
 古くからアクセサリーなどに使われているトンボ玉の製作を行った。化学技術科では、1年時に基本技術としてガラス細工を行っており、今回はその応用技術として製作した。製作にあたっては、自分の技量で作るため、最初は上手に出来なかった。そこで、安価なガラス棒で練習と経験を積み、トンボ玉用の色ガラス棒で課題作品の製作に取り組んだ。同じ色の材料でも、同じモノが出来ないところにトンボ玉製作の難しさと面白さがある。最後には満足出来る作品が制作出来たので良かった。

研究テーマ 【入浴剤の研究】
 身の周りにある入浴剤に興味を持ち、文献を参考にしながら研究を行った。材料として重曹やクエン酸、食塩、片栗粉といった身の周りにある物を利用し、使用しても安全な入浴剤の製作を行った。またその課程で、食紅で色を付けるだけでなく、複数の色を組み合わせ様々な模様を付けたり、香料で香りを付けるといった見た目にもこだわった入浴剤の製作を行った。

研究テーマ 【いしくらげの除去 〜グラウンドの芝を守る〜】
 グラウンドに「いしくらげ」が大量発生し、芝の生育を妨げていた。イシクラゲはアルカリ土壌を好むので、酢酸水溶液を散布した。芝への影響が多少あるものの十分な効果はあった。市販薬(2坪散布1,000円)の有効成分はグレープフルーツであることを知り、身近にあるレモンの葉から有効成分を抽出し、安全な駆除剤ができないかを検討した。

研究テーマ 【第二世代バイオマス〜セルロース由来バイオエタノール発酵〜
 第一世代バイオマスと呼ばれるトウモロコシなどの食物を原料としたアルコール製造は多くの問題点を抱えている。岐阜県は森林が豊富なので、木材を活かしつつ化学の力を利用してエネルギーを取り出すことを考えた。木材から得られたセルロースをセルラーゼで発酵させ、エタノールを合成することを検討した。合成の可否は発生する二酸化炭素濃度及びアルコール濃度の両面より確かめた。

研究テーマ 【昆布の力で土壌の固定化】   
 2016年4月14日に起きた熊本地震は地下水が豊富なため降雨後の地震が地滑りに繋がったのではないかと私たちは考え、降雨後の排水効率や地面の固定化を研究していこうと思いました。そこで私たちは昆布からのアルギン酸に注目し、土壌の固定化を試みました。泥状になった土壌の固定化には成功しましたが、耐久性と広範囲への応用に問題が残りました。今後の課題です。

研究テーマ 【カビの力でみんなルンルン】
 私たちが生活している中にはものすごい種類のカビがあります。その中でも良いカビもあれば、悪いカビもあります。空気中のカビ・水カビ等の身近に発生している、いやーなカビを身近にある物で抑えられないかと思い、この研究テーマにしました。カビを種類ごとに分離培養し、からし・わさびなど身近な防カビ食品の効果をを調べました。  からし・わさびはそれぞれ違ったカビに効果があり、にんにくなどは逆効果でした。今後はそれぞれの成分について研究します。

研究テーマ 【七宝焼き】
 私たちの身近にある銅板を使って、美しい焼き物を作りたいと思い製作した。歴史や技法を学び、アクセサリー等の作品を製作した。七宝絵の具(釉薬)は焼成後に色が変わる絵の具もあるため、色見本も作り作品製作に生かした。初めは焼成後に表面が割れたり、きれいに焼けなくて苦労したが、最終的には自分のイメージ通りの作品を完成させることができた。