数学セミナー「グラフ理論入門」

名古屋大学 多元数理科学研究科 納谷信 教授

日   時 平成18年2月7日(火)13:45〜15:25(6,7限)
場   所 本校 数学演習室
参加生徒 2年理数科 80名
目   的  高校数学の延長上にある幾何学についての講義を聞き,日常の中にある未解決の問題を,図形の問題に置き換えることで,数学の問題として理解する。また専門家の講義を直接受けることによって,大学での講義(数学)についてイメージを持ち,今後の進路決定の参考にする。


  • ケーニヒスベルグの橋の問題 〜グラフ理論の始まり〜
     グラフの定義の紹介
     ケーニヒスベルグの橋の問題の紹介
     橋の問題から,一筆書きの問題へと転換する考え方の紹介
     一筆書きが可能であるための条件の紹介
  • グラフのラプラシアン
     実数値上の関数であるラプラシアンの定義の紹介,解説
     ラプラシアンの具体的な計算例の模範,生徒の実習
     ポアソン方程式への関連づけの説明
     n元連立1次方程式への帰着を紹介
  • 電気回路 〜物理への応用〜
     電気回路の抵抗,電流について,ラプラシアンを使って考えることの紹介。
     ラプラシアンを利用し,抵抗を求める方法の解説。


SSHTOPへ 恵那高校TOPへ