HOME緊急時の対応東海地震の時

地震時の対応について

在校中に地震が発生した場合

(1) 主振動が去るまで落下物などから身体を保護し、勝手な行動を起こさないようにする。

(2) 主振動が去った後は、防災本部の指示により行動するものとするが、2次災害(火災)発生の場合は、速やかに校舎外の指定避難場所に退去し、事後の状況判断により行動する。

(3) 保安担当は、2次災害(火災)を極力防止するため、地震発生とともに直ちに発火や爆発等の根源を断ち、危険物薬品等の流出や飛散防止の措置を講ずる。

(4) 主振動が去った後、救護担当は負傷者の有無の確認及び応急救護をし、防火担当は2次災害(火災)の応急措置(初期消火活動)を講ずる。

登下校途上において、「警戒宣言発令」の情報等があった場合

(1) 定められた避難経路を通って速やかに帰宅する。なお、生徒の判断により帰路の安全が確認できない場合は、もう一度学校に戻し、在校中の避難行動をとらせる。

(2) 交通機関を利用して登下校を行う生徒については、その場の係員の指示に従うものとし、生徒独自の判断による行動は絶対にとらないようにする。

在宅中に地震が発生した場合

(1) 生徒は登校を見合わせて、保護者と行動をともにする。

(2) 地震災害に関する地方自治体やマスコミの情報に注意し、学校からの連絡に従う。

(3) 自宅及び家族の安全を確認し、地域担当の教職員か責任者の生徒に連絡する。地域の責任者の生徒は、地域担当の教職員に可能な手段により報告する。

(4) 在宅中の生徒は可能な方法にて市町村の地域防災活動への協力に努める。

 神戸大震災のとき、東海地域も震度3〜4の揺れが感じられたが、交通機関には、特に大きい混乱はなく平常通り動いていた。
 先日起きた福井県境の地震のときも同様であった。しかし、予想される巨大地震が発生するときは、火災の発生・道路の液状化・JRの運行停止等何が起こるのかわからない。そんなときに、状況に応じて対応できるようにするために考えてみたい。

通学方法について

・平常通り。

・脇道や被害が想定される道を避け、主たる道路を通って通学する。

・帰宅するとき、方向が同じ生徒はグループを作って、お互いに安全を確保しながら行動する。

・道路の安全が確保されるまで、待機する。

通学班について

 全校を出身中学校ごとに分け、さらにその中で、住所の近いもので小グループを作る。これを通学班として、この中に班長を決めて代表とする。また、中学校ごとの代表は、母親委員とその生徒とする。図式は下のようである。
 

○平常時・交通規制のないとき
全校 ― クラス(基本的には、クラス単位で行動する)
担任 ― 室長 ― クラスメイト

 

○非常時に置いては、状況にあわせて、適宜下の図式で行動する場合も出てくる。
全校      ― 出身中学校 ― 通学班
母親委員・生徒 ― 班長    ― 班員

連絡方法について

○通話規制のないとき
各クラスの連絡網に従って連絡をとる。

○通話規制のあるとき
通学班ごとは、情報を班長の所に集約する。中学校ごとは、母親委員の所に集約し、学校と連絡をとる。その際、災害用伝言ダイヤルサービスを活用できるとよい。

災害用伝言ダイヤル
171−1−自宅番号   伝言録音
171−2−自宅番号   伝言再生

公衆電話は、「災害時優先」なので大いに活用できることが期待される。

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