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蛭川 義髙 校長



 「即戦力の生徒」になるために
 

                            平成23年 7月19日

 6月下旬から連日最高気温が30℃を超える日が続き、本校も例年より1週間早くエアコンの使用を開始しました。そして、現在、皆さんは快適な環境の中で授業を受けていますが、教室にエアコンのない高校は県内でも沢山あります。今年、やっと扇風機が設置された高校すらあるのです。同窓会・PTAの方々のご支援のお陰で、皆さんは毎年涼しい教室で勉強できるのです。昨年、創立90周年の記念事業として建設していただいた「鵬翼館」も同窓会の方々のご支援によるもので、エアコンが完備されています。さらに、最新の施設・設備を備えた新校舎、武道館、そして「ぎふ清流国体」に向けて整備が進んでいる体育館と、他校の生徒が羨ましがるようなすばらしい環境が皆さんには当たり前になっています。私たちは、こういったことに感謝することを忘れてはなりません。
 さて、今年度も、皆さんが社会に出ても通用する「即戦力の生徒」になるために、「自ら挨拶する明誠高生」、「積極的に学ぶ明誠高生」、「ふるさと、海津に貢献する明誠高生」の3つを目指す生徒像としました。これらを実践することで、いつ面接試験を受けても対応できるような身なりをし、学力、マナー(挨拶)、奉仕の精神を兼ね備えた素直で人間性豊かな人物となることを期待します。
 もう一つお願いしたいことは、「帰属意識」をもつということです。海津明誠高校の生徒として自信と誇りをもって行動してほしいのです。皆さんは、一人一人が本校の看板を背負っています。そして、皆さんの評価は、本校の評価にも直接繋がります。皆さんの活躍は本校の誇りであり、支えてきてくださっている方々の誇りでもあります。是非、本校の生徒としての自覚と責任を持って高校生活を送ってください。制服にも誇りを持って、正しく着こなしてください。学校では勿論のこと、登下校や地域で生活するときも同じです。また、校歌を愛し、集会や壮行会等で斉唱するときは大きな声で歌いましょう。校歌は、在校生や卒業生の限られた人達のためにつくられたものです。だからこそ、皆さんには母校への帰属意識と誇りをもって、大きな声で元気良く歌ってほしいのです。
 まもなく夏休みに入ります。本校の生徒として帰属意識もって責任ある行動をとると共に、「即戦力の生徒」となるべく、学習、部活動、ボランティア活動等に励み有意義な生活を送ってください。成果を期待しています。

 



 創立90周年記念式典挨拶
 

                            平成22年11月21日

 本日ここに、岐阜県立海津明誠高等学校の創立90周年記念式典を挙行するにあたり、公私共ご多用の中、岐阜県教育委員会教育委員 土屋 嶢様、岐阜県議会議員 森 正弘様、海津市長 松永清彦様をはじめ、多数のご来賓の皆様、ならびに本校にゆかりのある方々のご臨席を賜り、厚くお礼申し上げます。      
 また、スローガン「可能性は無限大、明日へ輝く明誠高生」のもと、本日の記念式典・記念講演をはじめ、記念誌の発刊、多目的ホールを備えた部室の建設等、数々の記念事業を行うことができますのも、同窓会員、PTA会員、並びに地域の皆様の多大なご支援とご協力の賜と、心より感謝申し上げます。
 さて、本校は、大正10年に創立された海津中学校と海津高等女学校が前身で、昭和23年の学制改革により両校が統合され、海津高等学校となりました。その後、幾多の変遷を経て、平成17年には、県の学校再編計画の「生徒いきいきプラン」によって海津高等学校と海津北高等学校が統合され、海津明誠高等学校となり現在に至っています。これにより、本校は新しいタイプの「ぎふ総合型選択制高校」に生まれ変わり、地元の要請と期待に応えながら、地域で唯一の高等学校として充実発展してまいりました。この間、卒業生は21000名にのぼり、それぞれの分野で輝かしい活躍をしておられます。
 現在、本校に学ぶ生徒たちは、校訓「図南鵬翼」、「浩気拙誠」の実践を目指し、先輩の方々の業績をさらに高めるべく、勉学や部活動等の特別活動に取り組んでおり、その成果が確実に現れてきています。とりわけ部活動の面では、全国大会で常に上位を占めているヨット部を筆頭に、毎年ワープロ部、電算部、珠算部、ウエイトリフティング部が全国レベルの大会で活躍しています。特に今年度は、90周年を祝うかのごとく、7つの部が全国大会に出場しました。各部が着実に力をつけてきており、今後の更なる活躍が期待されています。また、学習の成果として、家庭クラブが、昨年度「全国高等学校家庭クラブ研究発表大会」で、最高の賞である「文部科学大臣賞」を、さらに今年度は「岐阜県ユネスコ青少年グランプリ賞」を受賞し、全校が家庭クラブ員である本校生徒にとって、大きな自信となりました。
 こういった目覚しい活躍をしている生徒とともに、私たち教職員は、創立90周年を新たな第一歩の年と捉え、校訓を引き継ぎ、地域に愛され信頼される学校づくりに尽力することを誓うものであります。どうか、今後とも本校の発展のために、温かいご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 最後に、多くの皆様のご臨席のもと、このように盛大に式典を挙行できましたことに対し、心からお礼を申し上げ、挨拶といたします。

 



 互いに高め合い進路実現を

  

 風薫るさわやかな季節となり、皆さんも毎日明るく元気に高校生活を送っていることと思います。それぞれが新しい学年や環境にも慣れ、学業に或いは部活動等に一層励んでいることと思います。
  さて、我が家には少しばかりの畑がありますので、毎年いろいろな野菜・果物を栽培しています。現在、畑の畝には青々と元気に育ったタマネギが列をなして整然と並んでおり、実の部分が日ごとに大きくなってきています。そして、6月中旬には収穫をむかえます。このタマネギは、種を9月にまき、草丈25cm位になった苗を11月に一本ずつ本畑へ植え直したもので、寒く長い冬を越してきました。
 ところで、タマネギの育て方には二つの大きな特徴があります。一つは、植え方にコツがあるということです。具体的に言うと、植え替えのとき、間隔を狭めにして教室の机列のように並べて植えるということです。大根やカブなどの野菜は間隔を広くとって植えると、個々が大きく育ちますが、タマネギは間を広く取りすぎるとかえって育ちが悪くなるといいます。不思議なもので、タマネギは互いに刺激し合って成長していくのです。二つ目は、収穫までに長い期間を必要とすることです。前述したように、9月の種まきから6月の収穫まで、実に9ヶ月から10ヶ月を要します。他の野菜や穀物にくらべ、比較にならない長さです。大変面倒ですが、一度秋に苗を植え替えることにより、冬に入る前に十分根を張らせます。そうすることにより、厳しい冬を越すことができ、春になると勢いよく成長するのです。
 皆さんも、このタマネギのように、クラスや部活動等の仲間と切磋琢磨し、互いに競い合い、高め合いながら個々の進路を切り拓いてほしいものです。そのためには、日々コツコツ努力することが大切です。ただし、結果をすぐに求めてはいけません。成果が出るまでにはある程度の期間が必要です。そして、努力を継続していれば、いつか実を結ぶときが必ずやってきます。努力を惜しまず、「継続は力なり」、「点滴石(岩)を穿(うが)つ」を身をもって体験してください。
 皆さんの健闘を祈ります。                       (5月)