通信制課程の学習 

〜 ひとりひとりの「学びたい」という思いを支えます 〜

 
 通信制課程の高校における一番の特徴は、「自学自習」という独特の学習システムです。
 全日制や定時制課程の高校のように、毎日登校する必要はありません。通信制のスクーリング(授業のこと。面接指導とも言います)は月に3〜4回ありますので、その日に出席します。
 それ以外の日は、自宅でレポート(報告課題)に取り組みます。自分のペースで学習することになりますので、学業と仕事を両立することも可能です。それぞれの価値観や、個性及び興味・関心を大切にしたい人達の支持を集めています。ただし、落ち着いて学ぶことのできる学習環境を維持するために、常識的な社会のルールやマナーを守る必要があります。

 通信制卒業生からのメッセージ



スクーリング風景
 
 通信制課程を置く高等学校は全国で294校あります。生徒数は約20万人です。高等学校全体の生徒数が減少するなかで、その割合を伸ばしています(令和3年度文部科学省学校基本調査による)。「将来のステップアップを目指すために高校卒業の資格が欲しい」「学び直しがしたい」「人付き合いが苦手だが、月に3〜4回程度の登校ならば通学できる」「働きながら学びたい」等、様々な事情や考えを持つ人達の学ぶ場となっています。
 通信制課程は、「いつでも、だれでも、元気に、自分のペースで学習できる」システムです。最短3年間で卒業できますが、4年以上かかっても問題ありません。自分のペースで勉強を進めることができます。ただし、本人の「学びたい」という強い気持ちと努力が必要です。


 
  

 文部科学省の定める必履修科目を全て履修し、さらに、自分の目標に応じた科目を選択し、特別活動の時間に出席して3年以上在籍し、74単位以上を修得すれば卒業できます。1年間で修得できる単位は最大32単位です。

 
  

 全日制や定時制のように毎日授業はありません。 普段の学習は、教科書や学習書、放送視聴を利用して、レポートを完成させるという学習スタイルですから、自分のペースで勉強でき、仕事を両立させることもできます。

  

 通信制で学習する教科・科目は、全日制普通科高校とほとんど変わりません。通信制の学習システムは、レポート(報告課題)作成、スクーリング(面接指導)、定期試験に分けられます。
 このうち、学習の中心となるのがレポート作成です。教科書や学習書、放送視聴などを利用して学習し、ほぼ1単元ごとに作成されているレポートの設問に解答して、提出期限(指定された期日)までに学校へ送付します。学校では、この提出されたレポートを添削指導して返送します。レポートの数は、教科・科目によって異なりますが、1科目につき半年で2〜8通程度になります。
 レポートは、ただ提出すればよいというものではありません。取り組み内容が不十分な場合は、再提出となります。さらに期限までに提出し、合格できないと、試験を受ける資格が得られないこともあります。最初の1通から最後の1通まで、締め切り期日厳守で気を抜かずに真剣に取り組む姿勢が求められます。


  

         

         
   ★クリックすると、各教科のレポートのサンプルが表示されます。


  

 登校して授業を受けることをスクーリング(面接指導)といいます。月に3〜4回、日曜日に登校して1日6時間スクーリングを受けます。年間では30日程度になります。また、ホームルーム活動や色々な学校行事もこの日に行われます。日曜スクーリングに出席できない人のために、火曜日に補助的なスクーリングを行っています。ただし、ホームルーム活動、学校行事などは日曜日だけしか行われませんから、火曜日のスクーリングだけでは卒業はできません。
 スクーリングは、先生や生徒同士の交流が図れるなど通信制の楽しさを倍増してくれます。
 また、本校ではユニバーサルデザインを意識した学校づくりに取り組んでいます。詳しくはこちら → PDF

  

 決められた出席回数を満たし、指定されたレポートが全て合格すれば、試験を受けることができます。試験に合格すると、その教科・科目の単位が認定されます。 このようにして単位修得を積み重ねていくのが通信制のシステムです。



 華陽フロンティア高校に転入を希望する人や高校を中退し、1単位以上の単位を持ち、再度高校で学びたいと希望する人を受け入れています。9月に後期転入学者選抜検査、3月に転編入学者選抜検査を実施します。 前の学校で修得した単位も認められます。



 高等学校定時制に在籍しながら、1部の科目の単位修得ができます。詳しくは、在籍している定時制高校にお問い合わせください。



 通信制で学習する上で、このような内容を心得を
みなさんで意識して、気持ちよく学習ができる環境を  PDF
つくっていきましょう。


▲ページ上部へ▲

.