H17年度第1回学校評議員会

1 会の名称
学校評議員による会議 (第1回)
 
2 会の構成
委 員
 徳田 泰昭   可児工業団地組合代表 〔徳田工業(株)社長〕
 藤田 美知子  可児市青少年育成会議副委員長
 水野 三千代  多治見法人会可児支部女性部会長 〔キング印刷紙工(株)取締役〕
 三宅 満    可児市中恵土自治会連合会長
 山田 良二   可児工業高等学校同窓会長 〔カヤバ工業(株)生産技術課長〕
 (委員名は五十音順)
         

学校側
 岩田 幸作  校長
 山川 清   教頭
 渡部 邦夫  教頭
 古川 司朗  事務長
 
3 会の目的
 学校が保護者や地域住民の信頼と期待に応えるためには、地域に開かれた学校づくりの推進が重要である。学校は家庭や地域にその運営方針を明らかにし、その理解と協力を得るとともに、学校外の有識者等の参加を得て、学校運営に対する幅広い意見を集約し、もって本校教育の一層の改善・充実に資する。
 
4 会の開催
平成17年7月5日(火) 13:30〜15:30
於:可児工業高等学校 校長室
委員4人(藤田委員欠席)、学校側4人が出席
 
5 会の概要
 今年度第1回目ということで、@委嘱書の交付、A出席者の自己紹介、B会の趣旨説明、C学校の現況説明、D授業及び施設見学を行ったのち、県の主な教育政策等について、評議員の方々から意見をいただく形式をとった。


(1)岐阜県の教育政策について
ア 学校評議員制度について
意 見 1
 自分の意見が役に立っているのかどうかわからない。言いっぱなしになっているのか、それなりに役に立っているのか、なかなか見えてこない。また、自分の意見が自分だけ思っていることなのか、全体皆が思っていることなのか不安である。
意 見 2
 地域住民代表をこの学校のある地域ではなく、もっと広く市全体から選出したらどうか。評議員会に出るので自治会で意見を聞いたが、住民は学校に無関心で、よく知らない者が多い。学校の行事で案内するものがあれば、回覧にして回すように協力したい。
意 見 3
 こういう制度はあった方がよい。企業においても自分たちの考えでやっていると独りよがりになってしまう。団地内のお互いを知ろうと見学会を始めたが、それによっていろんなことがわかり、ビジネスのネタを得ることもあり、形となってフィードバックされている。評議員が橋渡し役として実のある働きをせねばと思っている。
意 見 4
 以前子どもの学校に関わっていたときにはなかったので、この制度をよく知らなかった。評議員だけではなく、もっと広く地域の人に知ってもらい、地域も学校のことに関わっていくことが必要である。
意 見 5
 あまり進んだ制度にすると、学校もライブドアの例のようなことがおこるおそれがあるのではないか。現状の制度程度でよい。
(学校だけで考えるのでなくいろいろな意見を聞いて、できるものから取り組んでいきたい。また、学校に来てもらい学校の様子を知らせるだけでなく、機会を見つけてこちらから自治会、会社等に出向いて率直な意見を聞くことも考えている。)
イ 岐阜県教育週間について
(昨年度本校は学校祭を公開にし、その中でPTAバザーに取り組まれた方から意見・要望を聞く会を実施した。)
意 見 6
 普通高校にない実習の公開など、工業高校でしかできないものを考えたらよい。
意 見 7
 学校に来てもらえる目玉を何にするのか工夫する。学校に来てもらうことによって、親子の会話、家庭での話題の共通点が増えていく。まず見に来てもらうことである。
意 見 8
 企業の催し物でも人気があるが、参加して出来上がったものを持ち帰ることのできる参加型の公開実習にしたらどうか。
ウ インターンシップについて
意 見 9
 期間が短いので、うろうろして終わってしまう。ただ見るだけで終わってしまう。せめて一週間ぐらいはあった方がよい。
意 見 10
 一端のことをやるには時間がかかる。期間が短いと、その辺の下働きになってしまうので、以前から長めの期間がよいと思って、これまで引き受けてこなかった。今回、他校で一か月実施したいということで引き受けることにした。
(デュアルシステムのように長期に体験するものもある。企業によってまた生徒によって日数を決めることや、休業日ではなく授業日に実施することも考えていきたい。)
意 見 11
 熱心に受け入れ指導していて、生徒さんを怪我させてしまい落ち込んでおられる方を知っているが、事故があると両方にとって不幸なことである。怪我・事故の問題を心配しすぎると、当たり障りのない通り一遍のことしかできず、なるべく怪我をしないようお客さん扱いになってしまう。
(怪我や事故に対して学校として損害及び傷害の保険に加入している。また、実施期間中は毎日企業訪問を行うことになっている。)
意 見 12
 実際の職場での人間関係はそんなにうまくいくものではないが、人間関係を学ぶよい機会ではある。
意 見 13
 体験することは大切である。
エ 岐阜県まるごと学園について
意 見 14
 インターネットでまるごと学園のホームページを見てみたが、多彩な取り組みがあって驚いている。いろんな勉強できて素晴らしい取り組みである。
オ 教職員の研修における「目指す教師像」について
意 見 15
教員の企業体験の研修はあるか。
(専門科教員には3カ月の企業研修の機会がある。本校は今年度1名研修の予定である。そのほか9年目研修などでも企業研修の機会がある。)
意 見 16
教員の企業体験は、先生に企業社会を知ってもらう貴重な機会である。
意 見 17
研修は自分の教科に関わることばかりか。
(教科以外にも、学級・学校経営、教育相談、情報関連、体験学習などの研修を受ける機会がある。)
意 見 18
 子どもが自分の悩みや思っていることを話せる、心を出せる先生、子どもとコミュニケーションがとれる、子どもの心を聞ける先生がほしいと思う。
カ その他(学校教育全般について)
意 見 19
 教室が狭いという印象を受けた。体格がよくなった生徒には苦しいのではないか。今日の授業のように10人ぐらいの授業なら、よい雰囲気でできると思う。少人数クラスにはならないのか。
(工業高校としては30人学級が理想と考えている。)
意 見 20
 参観した小学校の授業では、分割して14・5人でやっていた。普通教室には扇風機もないのか。暑い中大変なので、扇風機、クーラーがほしいですね。
(本校の分割授業は、英語、1年国語、工業実習科目で行っている。他校ではクーラーを設置しているところもあるが、耐震の関係で新築校舎になる予定なので、クーラーの導入はそれからとなる。)
(2)可児工業に期待されるもの、その他
意 見 21
 企業が求めることは、まず素直に人の話が聞けることである。また、決めたことをきちんと守れることである。
意 見 22
 そのとおりで、相手の話をよく聞いてくれる人がよい。
意 見 23
 景気がよくなり大企業に人気が集中しているが、就職先はブランドだけで決めず、その人の将来を見て決めるように保護者の方に話してほしいし、生徒さんには実際に会社を見学するように指導をお願いしたい。生徒さんに一度会社を見に来て、率直な意見を言ってほしいし、悪いところを指摘してもらえるとよい。
(以前から本校は受験先を決めたら、受験前に必ず見学に行かせている。受験先はだいたい8月10日頃までには決定している。)
意 見 24
 昔より最近はよく新聞に可児工業のことが出ていると思う。もっとPRしてよい。
意 見 25
 学校のホームページにはロボットやホッケーなどもっといろいろ載っていると思ったが、意外と載っていない。
(校内で発行した新聞、学年通信、科通信なども掲載するなど、今後内容の充実を図っていきたい。)
意 見 26
 ホームページの作成なら、実習で生徒を使ってでもやれるのではないか。
意 見 27
 中学生の体験入学はないのか。また、今年も学校祭は公開されるのか。
(一日体験入学は10月に行っており、学校見学会も夏休みに行っている。今年度も学校祭は公開で11月19日に行い、昨年度より公開時間を長くする予定である。)
意 見 28
 遅刻はどのような状況になっているか。また、問題生徒はゼロですか。
(15年度末から「遅刻ゼロ週間」運動の取り組みに力を入れてきたため、遅刻が大幅に減っている。問題を起こす生徒は以前より減ってきており、他校と比べると少ない方だが、今年度は16年度の同時期よりやや多めである。)


6 会のまとめ

 「岐阜県の教育政策について」はあまり知られないものあるので、一般的な意見より本校に対しての意見が多かった。学校においても評議員の方だけでなく地域や保護者の方にもよく知っていただくように、その都度説明する必要があると思われる。「可児工業高校に期待されるもの」については時間がなく、十分に意見を述べていただくことができなかった。
 保護者や学校評議員だけでなく、学校の方から機会を見つけては地域の自治会や企業に出向き、広く意見を求め学校運営に反映させたり、地域住民を対象にした開放講座や地域行事への参加協力を行い、地域に期待される開かれた学校づくりを進めたい。また、ホームぺージには生徒の活躍、学校行事、学年通信などできるだけタイムリーに掲載し、学校紹介に努めたい。