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学校の基本理念(岐阜高校School Identity)

SIの解説

2001年 岐阜高校将来構想委員会による
本校の教育における基本理念をご紹介致します

1.SI(School Identity)とは


・学校の基本的な教育理念を示したもの。
岐阜高校では、どのような人間像を理想と考え、
それに向けてどのような観点で教育活動を展開していくのかを明確にしたものです。


2.将来の展望 =「トータル・パーソン」について


・将来のあるべき人間像として「トータル・パーソン」を期待したいと思います。
それは「知性と精神性を高い次元で統合した人間」を意味する言葉です。
具体的には、「知的・専門的能力に優れ、人道的・精神的価値を兼ね備え、
模範の行動で人の心を動かし、
真に社会を変革する責任を担いうる個人」のイメージです。


3.SIテーマ「学ぶ・考える・思う」について


テーマの位置づけ

SIを端的に表現し、生徒諸君にとっては学校生活の指針を、
職員にとっては指導の方向性を示すものです。

なぜ、「学ぶ・考える・思う」なのか

高校生活の中で、生徒諸君に大切にしてほしいこと、
職員が大切にしていきたいこととしてこの三つの行動を掲げました。
「学ぶ」こと(=知)は学校生活の基本であり、
「考える」こと(=理)によってそれを深め、
「思う」こと(=情)を通じてそれを広げ、生かすことをイメージしています。

何のために「学び・考え・思う」のか

一言でいえば、人として「よりよく生きる」ために、ということになります。
「よりよく生きる」といっても、考え方はいくらでもあります。
その中で

・「自分の生の意味を発見する」(=自己の発見)

・「他を生かし、自分を生かす」(=自他の尊重・共存)

・「よりよい社会・環境を創り出す」(=グローバルな視野)

の三つの点が、21世紀を生きる人間に求められる
「よりよい生き方」の特に重要な要素だと思います。


「学ぶ」(learn,study,taught,acquire)

学校がまず第一に学びの場であることは当然です。
その上で、長い人生という目で見ると、高校で学ぶのは、
その後のよりよい人生のための基礎的なことがらになるでしょう。
学問の基礎となる知識や方法、
社会生活のために身につけておくべき基本的な姿勢や態度、
知っておくべき普遍的価値や真理などを、
多様で果敢なチャレンジを通じて積極的に学んでほしいと思います。

「考える」(consider,think,integrate)

学んだことを記憶し、単に知識として蓄えるだけなら、
フロッピーディスクの方が人よりはるかに優秀です。人は、考えることを通じて、
それらの知識を組み替えつなぎ合わせ、別の角度から意識の光を当て、
新しい問題やその解決方法を発見したりします。
考えることによって、知識は経験と合わさって血肉化され、知恵となるのです。

「思う」(feel,image,sympathize,mind,be moved)

思うこと、想像することは、人間の持つ特に優れた能力の一つです。
思うことを通じて、人は異なる立場や境遇にある人々を理解し、
慈しみ合うことができます。
感受性を磨き、想像力豊かに思う体験を通じて、人は自分の世界を広げ、
他の世界を知るのです。
一人では生きられない人間は、思うことで、他者や社会や宇宙とつながるのです。

「学ぶ・考える・思う」の関連について

「学ぶ・考える・思う」は、もとよりそれぞれに別個の三つの行為ではなく、
一人の人間の中で相互に関連し、高めあい、
強め合っていく行為でなければなりません。
「学ぶ・考える・思う」は、それぞれに関連しながら、
ちょうど螺旋階段を上るように、いわば三つどもえとなって、
一人の人間の総合力を高めていくのです。


4.「自ら行動する」ということ


「学ぶ・考える・思う」の螺旋運動を作り出すためのキーワードとして、
「自ら行動する」があります。自分の世界に閉じこもっているだけでは、
自分の世界を広げ、深めていくことは困難です。
1200の若い魂が激しく活動する磁場に、自ら進んで身を置くことによってのみ、
それが可能となるのです。学校の準備する諸活動に「自ら」参加するのみならず、
創造的で刺激に満ちた行動を「自ら」創り出していくことが期待されます。


5.「心身の健やかな成長」ということ


人の営みを支える最も基本的な要件として「心身の健康」があります。
人が一人一人違うように、健康の条件も一人一人違います。
自分の持てる条件の中で、
精一杯に生きることによって健やかな成長がもたらされます。
岐阜高校のSIもまた、そうした一人一人の行為を前提として、初めて成立するのです。


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